どうも!!流星仮面二世です!!
相変わらずパソコンが修理中ですが、スマホでがんばって参ります。
さて、今日はですね、6月17日に茨城県の土浦市にあります霞ケ浦文化体育館で行われましたプロレスリングノアの
「Navig. with Emerald Spirits 2017」
行ってまいりましたのでそちらの模様をお送りしたいと思います。
まず場所ですが、こちらは霞ケ浦水郷公園と敷地を共有しております非常に大きな施設になります。茨城県土浦市でかつてプロレスといえばここという、土浦スポーツセンターがなくなった後、90年代に新日本、全日本が茨城の県南に来た際にはよく使用されていたところなんですね。実はボクの母校が目の前でありまして、高校時代は朝練で周囲を走らされた自分にとっては非常に悲しい思い出のある・・・いえいえ、なつかしい場所であります。
霞ケ浦文化体育館は大体育館と小体育館とありまして、大体育館は固定の観客席もあり3000~4000人は収容できる非常に大きなところです。で、今回は収容人数で行くと500人くらいの小体育館の方ですね、こちらで行われました。
三沢が亡くなって今月13日で8年の月日が流れました。その間いろいろなことがあった団体です。新日本との提携もなくなり、鈴木軍も去ったノア。現在はどんな感じなのでしょうか?さっそく行ってみましょう。
試合開始前、会場にファンが入ってきますが、まず驚いたのがファン層です。この日、一番多かった層、なんとボクよりも年上の層なんですよ。おそらく60代くらいですね。この層が選手入場側の方の席を特リンからです。つまりプロレス会場で一番いいとこですよ。ここにずらっと並んでいました。もちろんその他の席にも結構います。50代、40代もいますが、いやぁ~これはちょっと意表を突かれましたね。昨年の新日本のG1のときはノアの選手出たときはノアのタオルとか持った女性ファンがちらちら目についたので、今回も女性ファン多いのかな?なんて思っていたんですが、地方はまた事情がちがうんでしょうかね?
そして次いで多かったのは女性ファンですね。でも割合的には3割ちょっとくらいでしょうか。そして次いで家族連れです。それも小さいお子さん連れが多かったですね。中学生同士のグループなんてのもいて、なかなかバラエティ豊かな会場です。
開始30分くらい前ですかね、まず小学生以下のお子さんがリングに上がって写真撮影などができるファンサービスがありました。小さい子は大喜びでリングに上がりロープに走ったりコーナーを触ったりと笑顔が絶えません。これはいいですねぇ。
そして、次いでこちら。NPO日本移植支援協会からご挨拶がありました。
こちらは文字通り日本での臓器移植を支援する活動を行っている団体なんですね。この普及啓発活動にノアは三沢のいた時代から応援しているということです。
HPはこちらです。
ボランティアで非常に重みのある活動、本当に頭が下がります。みなさんも一度HP覗いてみてください。どうぞよろしくお願いいたします。
さあ、では試合行きましょう。
第1試合 15分1本勝負
大原はじめvs井上雅央
これはまず井上雅央にびっくりですよ。今日、見るとは思わなかったのでびっくりしましたね~。
試合の方は、ごめんなさい。第1試合、この日一番おもしろくなかったです。ボクはこの大原という選手、初めて見たんですが試合中にとにかくしゃべるんですよ。試合前から終わりまで何かあるたびいろんなことをしゃべるんです。対戦相手にだったりレフリーにだったり、客席にだったり・・・これが耐えられなくイラつきました。で、井上も言葉発するんですが、この掛け合いもおもしろくなかったです。第1試合目、掴みですよ。いいんでしょうか?ボクは、この先の試合みんなこんな感じなのかな?とこの時点では不安になりましたね。
第2試合 20分1本勝負
小川良成、諸橋晴也vs原田大輔、YO-HEY
いやぁ~小川良成ですよ。2年前の天龍の引退試合で見ましたが、近くで見るのは20数年ぶりです。小川、見かけも変わってなくて動きもよくて、なんだかうれしくなりました。小川は地元茨城ですしね、ファイト見れてよかったです。
で、実のところ、小川以外はごめんなさい。知らないレスラーです。諸橋、原田、YO-HEYは今日初めて見ました。が、第1試合目では不安になりましたが試合の方はここからはレスラーのおしゃべるもなく激しくなってよかったです。
しかし・・・ちょっとどのレスラーも小粒ですね。ジュニアなんでしょうけど・・・特にYO-HEYという選手。あまりに細いんで調べてみたら75キロしかないそうです。昔、新日本に来たネグロカサスより軽いのか・・・と思いましたが、実際はもっと軽そうですねぇ。こういうの気にしちゃうボクの価値観は古くてだめなのかな?
第3試合 30分1本勝負
熊野準vsコーディ・ホール
ええ!?っと思った方も多いと思います。そう、新日本のバレットクラブでやってたコーディ・ホールですよ。まさかこんなところでコーディに会うなんて夢にも思いませんでした。というか、いつからここにいるんでしょうか・・・確か新日本で首痛めて欠場してたんじゃ?
ボクはちょっとよくわからないんですが、とにかく元気そうでよかったです。ファイトスタイルは相変わらず。パワーもあるし動きも大きさの割に軽いですね。しかしちょっと大味かなぁ。でも、やっぱり親子とも知っているレスラー。ボクはここぞとばかり声張り上げてました。そしたらリング上から、ちゃんと応えてくれました。
この試合後、コーディのサイン会あったので行きました。
コーディ、小さなお子さん抱っこしてあげたり日本語での対応もしたりでとにかくすごいファンサービスぶりです。ボクもサインいただいて・・・この日のフィニッシュがラリアートだったので
「レイザーズエッジ、OK?」
と言ったら、オオオーイエス!!とフルスイングで握手してくれました。負けじとボクもスイングさせましたが、手、痛かったぁ・・・でも、うれしかったなぁ。サイン大事にします。いつかオヤジのようにビッグになっておくれ。応援しているよ~。
第4試合 30分1本勝負
HAYATA、タダスケvs石森太二、Hi69
第4試合に出場したレスラー、申し訳ないですが知っているレスラーがひとりもいませんでした。
しかし石森は、家で三世がカレールーと呼んでおり・・・カレールー?昔、キン肉マンにカレクックってのいたけど、なんか関係あるのかな?と思ったら腹筋が鍋で溶かす前のカレールーのように割れているのでそう呼んでいるそうな。そういわれると、確かにすごい腹筋。いや、体がすごい。全盛のジミー・スヌーカを思わせる体です。
この石森、ジュニアのタッグチャンピオンなんだそうですが、このタッグチーム同士の試合はよかったですね。ジュニアなんですけど、飛んだり跳ねたりばかりでない、リングでの攻防が多かったのは感心しました。しかし、ジュニアにしてもみんな小柄ですね・・・今はどこのジュニアも小さいんでこれは仕方ないのかなぁ~。
第5試合 30分1本勝負
小峠篤司、潮崎豪vs拳王、清宮海斗
この日、一番よかったのがこの試合でした。とにかくどの選手も攻撃に妥協がないんですよ。特に打撃技がすごい。中でもすごかったのはやっぱり潮崎のチョップでした。打つと冗談抜きで会場が揺れるんですよ。音もすごい。でも、この拳王というレスラーが打たれながら負けじと胸へミドルキック打っていくんですね。これがまたすごい。このやりあいが、とにかくすごいんです。そこから大技出して、スリーカウントギリギリで返してと・・・見ていたら地方興行なんてこと忘れてしまうような、ビッグマッチ見ているような感覚になるくらいでした。とにかく激熱でした。
そんな中で、この大会で一番印象に残ったのがこの清宮という選手でした。この選手はまだキャリアはそうない若い選手なんだと思いますが、いいですね。初めて見たんですが、おもいきりがあっていいです。技はちょっとばらつくところもあるんですが、何をするにも全開、一生懸命でよかったです。これからノア内はもちろん、可能であれば他の団体とかにも出ていろんなレスラーとファイトして、いろんなものを吸収してほしいですね。そうすれば必ずいいレスラーになれますよ。
第6試合 60分1本勝負
中嶋勝彦、マサ北宮、斎藤彰俊vs丸藤正道、マイバッハ谷口、モハメドヨネ
メインは知っているレスラー勢揃いです。
まず、いやぁ~久々に斎藤彰俊、見ましたよ。斎藤彰俊も2年前の天龍の引退試合以来です。今回はちょっとおとなしめでしたね。蹴りもスピンキック1発のみで、あとはまったく出しませんでした。だいぶ太ったように見えましたし・・・あまり動けないのかなぁ?斎藤の蹴り、見たかったなぁ。
丸藤は昨年の10月のオカダ戦以来で見ました。調子よさそうで動きよかったですね。でも、なんか持て余している感じしました。見合う対戦相手が今いないんでしょうかね。ほしいところですね。
現在は中嶋がGHCの王者なんだそうですが、ちょっとこう、うーん・・・チャンピオンとしては、やっぱりインパクトに欠けるかなぁ~という感が拭えない感じしました。三沢、小橋が巻いたベルトのチャンピオンだから、というわけでなく、ベルトを持つ者としての貫録というんでしょうか、こう、どっしり感がないんですよね。昨年のG1のときも書いたんですが、技も蹴り、なんですよ。攻めも反撃も蹴りなんですね。もうひとつほしいなぁ~と・・・思いました。
試合全体を見て思ったのは、まず、ノアはエルボー、チョップ、顔面へのキックなどの打撃技が強くてエグかったという点でした。特にエルボーの当たりは、誰が特にというわけではなく、使う人みんな当たりが強く、角度もあってよかったですね。でも、けして乱打、乱発ではありません。三沢のエルボーが生きているんだなと思いました。本当に見入りました。
それと、ひと試合ひと試合ごとでレスラーの技、動きが被ってなくて、これはよかったと思いました。たとえば新日本なんかは同じ技や動きが各試合で見られることがありますよね。例のタッグでコーナーへ相手を置いておいて代わる代わる走っていき突っ込んでいくやつとか、ロープに走った相手に合わせて交差して一緒に走って攻撃するとか・・・そういうのを第2試合でも誰かがやって、第3試合でも誰かがやってっていうのがありますが、ノアでは各試合が確固されていて、これがなかったです。すごくいいことだと思いました。
あとタッグは、コーナーにタッグロープが付いていて、タッチの際にみんなこれを持って、ちゃんとタッチしていました。もしかすると今のファンはタッグロープすら知らないかもしれません。そんな中でこういうところをきちんとやるの、すごく素晴らしいことだと思いました。
残念だったところは、個々の試合はよかったのですが、団体を代表するこれだ!!という決定的なレスラー、いわゆるエースがいなかった・・・いや、いたのかもしれませんが、感じることができなかった点です。
試合は予想していたよりもおもしろく、楽しめました。正直、会場は大きくなく、観客も150人くらいだったと思います。でも、レスラーはみんな全力ファイトでいい試合を提供していました。地方でもこれだけやるとは・・・もっと大勢に見てほしい!!とボクは思いました。本当によかったです。でも、そういう中にあって最後、エースのレスラーは他の試合とはちがう何かを見せ、残さないと・・・ボクはダメだと思いますね。
今回、現在のノアを見て、2007年に行った低迷しているときの新日本を思い出しました。空席が多くて、静かで・・・レスラーがいい試合するのに反応がなくて。でも、そんな中で必死に応援するファンもいて・・・試合後、棚橋がみんなと手を取り合って・・・本当に似ていると感じました。
新日本は今のように復活しましたが、ボクはノアも、やり方次第でその未来はあると思います。がんばれ!!
最後までありがとうございました。