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Channel: 団塊Jrのプロレスファン列伝
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梅は咲いたか 桜はまだかいな

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どうも!!流星仮面二世です!!


さあ、観戦記が盛んでございます。今回はですね3月4日に茨城県のつくばカピオアリーナで行われました新日本プロレス


「新日本プロレス旗揚げ記念シリーズ」


行ってまいりましたので、その模様をお伝えしたいと思いますよ~。


というわけで昨年の2017年6月以来のつくばです。今回は8ヶ月ぶりの登場になります殺戮の無差別音速トーク、肉体ソニックブームと言われるウチの嫁、マスクド・スーパーマザー。そして大会場でこそオカダを見ていますが、2016年12月以来、地方興行ではオカダを見れていない息子、流星仮面三世が生きざまを見せんと闘志剥き出しで出陣。親子観戦です。そして今年の1.4で観戦デビューしました三世の親友、そのパートナーシップぶりから平成のレネ・グレイと言われる81くんも一緒に観戦です。で、席は離れていますが、おなじみボクの先輩も会場で合流です。


さて、座席ですが今日は前から3列目、南西と書いてあります。長くプロレス見てますが、南西なんて場所は初めてだな。どこなんだろ?と、たどり着いた先はなんと!!入場花道の真横ッ!!そう、手を伸ばせば選手に触れる花道側から横に4席・・・こいつはすごい席だ。何かが起きそうだぜー!!


では試合です。


第1試合 20分1本勝負

デビッド・フィンレー、海野翔太vs八木哲大、成田蓮


まずはヤングライオン。八木、成田は、ボクはプロレスしているところは初めて見ます。成田は海野へ試合開始早々に片足タックル、今はローシングルって言うんですかね。果敢に入る姿勢見せてました。レスリング出身なんですかね。いやしかし、序盤はバックを取り合ったり、張り合ったり・・・とにかく一生懸命。やっぱり若手の試合はいいですね。


あとフィンレーですね。ここ何年かこうして地方で目にしてますが、申し訳ないですが風貌以外まったく進歩してないように感じました。今のポジションで満足してしまってるんでしょうかねぇ・・・


第2試合 20分1本勝負

タイガーマスク、獣神サンダー・ライガー、天山広吉vs岡倫之、田口隆祐、永田裕志


座席ローテーション開始で81くんが花道側に。81くんは田口目当てです。さあ永田組が入場です。81くんは初めての地方。なんとか田口に触って地方ならではの臨場感を味わってもらいたいところ。しかし、心優しく大人しい81くんは一歩踏み出せずといった感じ・・・まあ仕方ないか~。


試合は、岡が締まりましたね。これはグッドシェイプ。筋骨粒々じゃなくて、ダニー・ホッジみたいな元来のプロレスラーらしい体型がいいですね。と思いきや、三世に聞いたところ三森すずこに失恋で痩せた説があるんだとか・・・そ、そうなのかぁ。恋わずらい、確かに効くもんなぁ。


第3試合 20分1本勝負

北村克哉、中西 学vs矢野通、石井智宏


何って、北村の筋肉ですよ。ボクらの位置だとちょうど北村を後ろから見る時間が多かったんですが、そこから見えるあの僧帽筋!!これはすごい!!まるで別の生き物が乗っかってるみたいですよ。ボクらだけでなく周囲もどよめきます。まさに肉体遊園地、マッスル・エレクトリカル・パレードの佇まいだ!!


しかし肉体ばかりではありません。試合では石井とのチョップ合戦、地方でここまでやるのか!?というくらい凄まじい打ち合いを展開しました。これはちょっとかつての小橋vs健介戦を彷彿させましたね。今後がますます楽しみな選手です。


第4試合 20分1本勝負トーア・ヘナーレvs高橋裕二郎


この日は出場予定でした現在のアーニー・ラッドことヒクレオが欠場の為、シングルです。このあと休憩に入ります。


休憩中は各々、会場をフラフラ。そして別行動だった嫁がスマホ撮りした画像を見せます。


フェンスの外からだったのでちょっと写りわるいですが


「へぇ~撮らせてもらったんだ。でもいつもの、あの人は誰?ってオチじゃねーべな?」


「尾崎アナだよ」


「お、知ってるね」


「さっき調べた」


し、知らなかったんじゃねーかよ・・・


第5試合 30分1本勝負

SHO、YOH、後藤洋央紀vsエル・デスペラード、金丸義信、飯塚高史


休憩を挟み試合再開です。ボクはちょっと席に戻るのが遅くなってしまったので、迷惑になるんで選手入場終わったら席に戻ろうと会場の隅っこで立っていました。するとなんと背後から現れたのは飯塚!!


か、会場入口から来るとは・・・


しかし50過ぎても体型、いいですね。この日は試合でもリングの中にいる時間が長かったです。コンディションもいいんでしょうね。


第6試合 30分1本勝負

KUSHIDA、ジュース・ロビンソン、真壁刀義vsTAKAみちのく、タイチ、鈴木みのる


この試合はボクらのうしろにいた、お父さんに連れてきてもらっていたロスインゴのTシャツをお揃いで着た小学生のお子さんふたり、ロスインゴ・ブラザースがよかったですね。最初、鈴木軍が大暴れし本隊を追い込んだのですが、このときは見ていてかわいそうな顔つきで黙りこんでいました。しかし、やがてKUSHIDAが反撃、タイチを痛めつけると


「タイチやられちゃえー!!」


「ざまあみろタイチのくそばかー!!」


と、かわいい声をめいいっぱい出し歓喜します。最近は会場内でのファンのマナーが取り沙汰されますが、これは純粋、素直な子供の声。一生懸命な声に周囲は和やかになりました。


しかし、ここでボクは心から関心しました。そう、目を見張りしはタイチです。試合では徹底した嫌われ者を演じ、会場でテレビでファンが嫌がることを相手に対しこれでもかというほどやり憎まれる。そして逆に相手にやられたなら、会場がワッと盛り上がる・・・


「本当はいい人なんだな」


SNSが発展した世の中だからでしょうか?近年はファンから、ヒールに対しそんな言葉を耳にします。ヒールのレスラーがファンに対し、そういったシーンを見せるからなんだと思います。しかしボクはこれはどうかなと思います。ヒールなのにいい人?いや、ファンに憎まれ、自分がやられることで喝采を浴びる。小さな子供をも本気にさせるレスラーこそ本当のヒールじゃないか?ボクは今までタイチは気にも留めない存在でしたが、これからはちょっと気になるレスラーになるかもしれません。


第7試合 30分1本勝負

BUSHI、高橋ヒロム、SANADA、内藤哲也vs外道、ウィル・オスプレイ、YOSHI-HASHI、オカダ・カズチカ


さあ座席ローテーション、殿(しんがり)がいよいよ花道側に登場です。今回もフル・オカダグッズに身を包み磐石の構えの三世。約1年3ヶ月ぶりの近距離オカダ・・・これまで静かに観戦していた三世ですが、まるで何かが降りてきたように花道を見つめます。


まずはロスインゴの入場。内藤、さすがものすごい人気です。会場があっという間に割れんばかりの大歓声、内藤コールになりました。そんな中、内藤は花道を進み先ほどのロスインゴ・ブラザースに近より手を伸ばしてハイタッチです。そして三世の前へ・・・もう内藤は真ん前。しかし!?手は出さず!?ん!?んー!!


な、内藤に、ガンつけてる!!


すごい・・・すごい!!今時分、たとえオカダファンであっても今の新日本のツートップの内藤がここまで接近して手を出したなら、普通なら自らも手を伸ばしてしまうだろう。しかしこれから戦うオカダの敵に触ろうとせず、この至近距離でガンつけするとは!!これはなかなかできることじゃないぞ・・・やるようになったな三世・・・


そしてオカダ入場。身を乗り出す三世はオカダを一点に見つめバスタオルをかざし声を上げます。どのレスラーにでも手を伸ばすミーハーファンなんてくそ食らえ!!おれはオカダだけを応援するんだ!!その三世の心意気はオカダに伝わるか・・・と、その瞬間!!


オカダが三世を見たぁ!!


んぉぉー!!平成のプロレスファンの生きざま、見せてもらったぞ!!


そして試合です。オカダはこの日はドロップキックはもちろん、なんと場外へプランチャ、そして続けざまにトップロープからミル・マスカラスを彷彿させるダイビング・ボディアタックとダイナミックな技で魅せます。オカダの大きさでのこの技、いやぁ~とにかく見栄え、迫力がありよかったです。


しかし三世曰く、オカダが飛ぶこと自体が珍しいと。で、トペ・コンヒーロは過去にも見せたことありますがプランチャとトップロープからのボディアタックは初めてではないか?ということでした。2日後のオスプレイ戦を意識しての飛び技か?とにかくこれは貴重な体験をすることができました。


結果は残念ながらオカダ組が破れ、前回のつくばと同じくロスインゴが勝利したのでシメは内藤のマイクでした。でも花道で一瞬でもオカダが三世を見てくれたのは嬉しかったです。プロレスファンの"パワー"を改めて知らされた・・・そんな気がしました。


この日は3月6日、大田区総合体育館での最終日前の最後の大会ということで各試合かなりの熱戦でした。そして会場内のファンも大熱狂でした。みんなプロレスを楽しみに、そして楽しんでいたことが伝わってくるのがわかる1日でした。


新日本プロレス46周年・・・思えばタイガー・ジェット・シンが怖くて父親の後ろに隠れながらテレビ見て、ハンセンのマネして教室で廊下ですれ違うやつに問答無用でラリアートを打って、鉄棒でタイガーマスクのマネして砂場に落っこちて、全校集会終わったあと、マイクで猪木のマネして・・・そうやってボクらは大きくなりました。新日本プロレス、ボクらのひとつ歳上の早生まれ・・・振り返れば本当に一緒に歩んできたんだなぁと感じます。


そして前を見てみれば、ふとした写真にもオカダのポーズをマネして写り、遠くにいる友達には内藤のポーズをとる、これからまた一緒に歩まんとする世代がいます。プロレスが続き、ファンも続く・・・ボクらはこの先もずっと、プロレスと歩んでいくことができそうです。46周年おめでとう!!


最後までありがとうございました。


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