どうも!!流星仮面二世です!!
う~ん、ビデオかぁ・・・
いやぁ小学生時分は、毎週毎週放送されるプロレスを観ては、ああ~ウチにもビデオデッキあったらなぁ~なんて思ったもんでしたよ。
若い方にはピンと来ないかもしれませんが、昭和50年代ってまだビデオデッキは高嶺の花。当時エアコンとビデオデッキは高級家電で、一家に1台なんて考えられない時代だったんです。
なので中学1年も終わりに迫った86年3月28日。忘れもしません、あれは新日本vsUWFの東京イリミネーションが放送された日でした。この日、満を持してようやく我が家に登場したビデオデッキ、ナショナル・マックロードNV-875HDを見たときは、そりゃ~うれしかったですね。
それ以降、当時は通常のプロレス中継の他、いつプロレスやレスラーがテレビで流れてもいいように、常に何を録画しても大丈夫なビデオテープをデッキに入れては、待機していたものでした。
しかし、こうして撮った、数あったビデオテープも引っ越しやら実家の新築やらで時と共に消失してしまい、今はほとんど手元には残っていない状況です。
でも、それでも30年以上も消失すことなく、なぜか今でも残っている当時のビデオテープが、数本ながら手元にあります。
現在ビデオデッキは生産されていません。そのためこうしたビデオテープはカメラ屋さんに持って行ってDVDに焼き直す必要があるのですが・・・これがなかなか高額になってしまい一度にできず。なはは・・・
そんなわけでボクは少しづつ、このビデオテープをDVDにすることを進めていたわけなんですが・・・先日やったそれには、自分も覚えていない謎の映像が録画されていたのです。
それは・・・
タンポポの草原を歌う島田奈美ちゃん♪
そうそう、島田奈美ちゃん。ね~見てくださいよこのかわいらしさ。もう破壊力がちがいますよ。そりゃおれも思春期にはクレアラシルをあんなところに塗って、思われニキビできちゃった♪誰のかな~?ってやっちゃいますよ。
いや!!
え~・・・気を取り直して、謎の映像は島田奈美ちゃんではなくてですね(まあ島田奈美ちゃんのも録ったの記憶になかったんですけど)
実は、これなんですよ。
!?
突然映し出されたこの映像・・・なんと森末慎二と藤波です。その後ろには木村と、当時のヤングライオンたちです。場所は新日本の道場のようです。
録画した記憶はまったくありません。しかし前置きがなく、いきなり映像が始まっているところを見ると、偶然テレビでやっているのを目にして、急いで録画したんだと思います。
一体何が始まるんだろうか・・・と思っていると
森末「藤波さん、道場に入ってよろしいでしょうか?」
藤波「どうじょう♪」
全員コケる!!
おおお・・・ますます何が始まるんだかわからないぞ!!
その後、森末さんが映し出されて、自慢の筋肉を見せ、ワタシも少し自信があるんですけど、持久力では勝てません。瞬発力で勝負!!と切り出します。
さすが見事な上腕です
察するに、どうやら体験リポートのようです。
で・・・もしかすると森末さんのこと、暮らし安心クラシアンでしか知らない人もいるかもしれないので、ちょっと説明しておきます。
森末さんは1984年、ロサンゼルス・オリンピックに体操の日本代表で出場し鉄棒の決勝で10点満点を出し金メダルを獲得した伝説的アスリートです。とにかく鉄棒では無敵を誇り、このオリンピックでは自由、規定を合わせ、なんと鉄棒は3回すべて10点満点という記録を出しているほどのすごさなんですね。また同大会では跳馬で銀メダル、体操団体で銅メダルという、ひと大会で金、銀、銅を獲得したという驚きの記録も持っています。86年からはタレントとしても活躍しテレビによく出ていたので我々の代は本当に馴染みの深いスーパースターなんです。
さて、映像に戻ります。こうして、まず始まったのはこれ。
腕立て勝負
15秒でどちらが多くできるか?というものです。森末さんに対峙するは藤波です。その結果は・・・!?
ドロー!!
すごい!!どちらもすごいんですが、恐るべしはやはり藤波です。この体重をしょっていて森末さんと同じスピードで同じ回数やるとは!!さすがとしか言えません。
続いて新日本ではおなじみのコシティーですが・・・
ん!?コヒチィ!?
独特の発音のせいなのか!?一度目に聞き取れなかった森末さん、藤波に聞き直していますが、藤波は森末さんに間違いなくコヒチィと伝えています。そのため字幕もコヒチィになっています。
藤波に新体操のこん棒だと思って・・・と言われ、苦笑いを浮かべる森末さん。いざ実戦です。が!!
痛い!!
おろした瞬間、衝撃に驚きます。痛みは首に来たようです。
ボクも中学の頃、家にあった小豆の入った一升瓶を勝手に持ち出しマネしましたが、これって普段なかなか使わない筋肉も使うんですよね。なので人生でつったことのないところがつりましたねぇ・・・もちろんそのあと祖母にも怒られました。まあどうでもいい話なんですけど・・・
さて、話を戻しまして藤波。森末さんがうまくいかなかったので、冗談交じりで軽いからダメなんだと重いのを用意してきます。こちらは藤波が模範で行います。
見事に回します
これを見た森末さん、体操にもいい練習かもかもしれないと感心します。しかし・・・今の新日本でもまだこれってやってるのかな!?
続いて、これもおなじみ。ボクは名前がわからず、ずーっと上でガッシャンガッシャンやるやつと呼んでいましたが、鉄の弓って言うんですね。
これです
よく猪木がやっているの目にしましたよね。
森末さんも挑戦
2、3回ですが、さすがはトップアスリート。藤波と同じ形でこなしました。やっぱりすごいですね。
続いてはブリッジです。
こちらは解説のみです
森末さんはブリッジは行わず、重要性を説明します。ちなみにブリッジしているのは誰なのか不明です。
模範では、ブリッジで跳んで返るを見せます。
こちらは野上かな?
奥は大矢?片山?
続いて、今度は腹筋です。出てきたのはメデシィン・ボール。藤波は森末さんをリングに寝かせ、笑顔でコーナーポストへ上ります。
やけにうれしそうな藤波。何か企んでるのか!?
森末さんはちょっと心配そう・・・
逃げちゃだめですよ。という藤波に、まさに森末さんの悪い予感的中。構えた藤波は・・・
「こう、思い切ってね!!」
と、全開で叩きつけます!!
思わずエスケープです。これは藤波のサービスですね。
その後、普通に落とす方式でやりますが・・・
鳩尾にヒット!!
森末さんはむせかえり、かなり辛そうでした。
こうしてトレーニングは終了。次は技です。
やるのはコブラツイスト。森末曰く、コブラツイストは見た感じ、体が柔らかい人は効かないですよね。ボクらは効かないですよ。と藤波に言ってかけてもらいます。
そんなこと言っちゃっていいのぉ~?
まずは普通に入りますが・・・入られた瞬間に、早くも森末さん危険を察知したか!?
「ちょっと待ってください、ちょっとまって!!」
後ろには若き日の鈴木みのる。心配そうに見つめます。
「いてててて!!!」
丁寧に「ゴリリン」という効果音入りです。
「ああいう、極め方、あるんですね・・・」
プロレスの奥深さを知った森末さん、かなり痛いところで・・・
その2に続きます。