どうも!!流星仮面二世です!!
さて、以前ここでもお話したことがありますが、ボクはこのブログをする前、2年半ほど別のブログをやっていた時期がありました。
現在の世の中ではSNSをはじめブログを通した交流も盛んですが、その当時、ボクがブログを始めた2005年頃は日本ではブログが世に広まってきたかな~という当時。まだ眞鍋かをりがブログの女王と呼ばれていた時代でした。
そんなこの時代、ブログを通して初めてお会いしたのがranzo36さん(ブログ:オサーンモデラーの、積みプラな日々-R)でした。
ネットを通して人と会う・・・今ではここにコメントくださるみなさんともお会いすることもありますが、このときそれは人生では初めての体験。その初めての体験を2007年に、このらんぞうさんとすることになったのです。
らんぞうさんは当時、就いていた職を辞め社会人学生となり作業療法士(リハビリテーションの医療専門職で、障害のある方、病気や事故で障害を負った方、高齢の方などへ、日常生活での動作、手芸などの簡単な物作り、そしてレクリエーションなどを患者にあわせて思考し行っていき、日常生活での力をつけるためのサポートを行う職業)の資格を取得。作業療法士となり現在に至ります。
その趣味はプラモデル。腕前はまさに匠の域なんです。
昔いただいたマジンガーZ。それはまるで金属のような仕上り・・・すごい!!
らんぞうさんはプラモの他、最近は離れてしまっていますが、もちろんプロレス、格闘技も好きで、特撮、アニメなどにも詳しく・・・お話がとても自分と合います。その他、とにかくいろいろな面で知識が豊富なので、かつては“男の教科書”と呼ばせていただいたこともありました。
そんならんぞうさんと22日、今回11年ぶりにお会いすることになりました。
この日は、東京の台東区の鶯谷駅で待ち合わせとなりました。実は初めて下りた鶯谷駅。その北口で待ち合わせだったのですが、予定よりちょっと早く着いたのでいろいろ観察していると・・・
ここは山手線にして上野駅の隣なのに、まるで地方の街のようなこじんまりとした佇まい。独特な空気があるんですね。しかし人の通りははなかなか多く・・・多いんですが、特長がある人が際立ちます。なんだか、独特な空気の男性と、ちょっとそれっぽい格好の女性がやけに目につくんですよね。これ、なんなのかな?
と、そこにらんぞうさん登場。本当に久しぶりの対面ですがお変わりない姿に感極まります。らんぞうさんはすごいこう、安心感がある方なんですがその安心感も健在。いやますますアップという感じです。
こうして再会し、向かったのは鶯谷駅の近くにあります串揚げ屋の「てんぷらり(食べログ)」です。
ここは笑ってこらえてのハシゴ酒など、結構テレビに出るようなお店なんだそうですが、らんぞうさんはそれ以前からの常連さんだそうです。ここは味はもちろん、主人に奥さん、店内の空気がとにかくいいというお店で評判といいます。ボクにとっては人生で初めてとなる串揚げ屋。ならばなおさらオススメというらんぞうさんに、ボクは今日は昼食抜きでお腹を空かせて串揚げ食べにかけます。
店の前に着くと、開店は17時からの予定が店の都合で18時となり1時間ほど店外トークとなりました。が、幸いにそこで知る駅周辺の、あの独特な空気の男性と、それっぽい格好の女性のお話・・・聞けばなんとここ鶯谷、駅と街の間にはラブホが連なる有名なラブホ街だそうで、デリヘル待ちが多いんだとか・・・なぁ~るほど。あの方々は、そういった目的だったのね~。
こうしてお店に入ります。お店、そのフインキはまさに昭和。入り口の引き戸が当時からの木製です。いいですねこれ~!!今こんな戸ないですよ~。そして店内では西城秀樹やキャンディーズ、ベッツィ&クリスなど常に昭和の名曲が流れています。壁には昭和を思わせるポスターや看板がたくさん。中でもグッときたのは厨房にあった品川豆炭の当時モノ看板!!豆炭、小さい頃、掘りゴタツとか、あとボクはなんといっても豆炭のアンカですね。冬はこれを布団に入れて寝たもんでした。いやぁ~思い出しますね。
こんな素敵な空間でらんぞうさんと乾杯です。らんぞうさん実は、この作業療法士になり今年の4月で10周年だったので、本当はリアルタイムでお祝いしたかったのですが遅くなってしまったんです。ボクからのお祝いは当時モノの宇宙戦士バルディオスのプラモデルと新日本プロレスのライオンTシャツとミニタオル。さあ、これでいつでも現場復帰可能ですよ~。
と、ここでらんぞうさん、遅くなってしまいましたが~とある包みを・・・こ、これは!!仮面ライダースカルの、プラモデル!!
そう、あれはまだ息子の三世がプロレスと出会う前・・・2009年9月から放送された仮面ライダーWに親子でハマっているときでした。
いや、正直言えば、確かに三世も好きでしたが、実はボクの方がこの仮面ライダーにハマっていたのです。
そのキッカケは仮面ライダーWのオープニングでした。そう、初めは、新しい仮面ライダーかぁ。見よ~くらいの感じでした。しかしその仮面ライダーのオープニングが始まってわずか数秒。タイトルも出ない、まさに画像のこのシーンでした。
その瞬間、ボクは心を奪われました。
仮面ライダーというのは必ずせつなさ、悲しさがどこかにないとダメなんです。そしてなんといってもネッカーチーフがないとダメなんです!!平成シリーズは名作が多いんですが、時代の流れといいますか・・・その点が遠のいてしまっている点があるのは実のところ否めません。ですが、本編を知るより前に、そのせつなさ、悲しさ、そしてネッカーチーフをオープニングのわずか数秒で表して見せボクをトリコにしたのが、この仮面ライダーWだったのです。
本編は街を舞台に探偵がライダーとして物語が運んでいく内容で、シリーズでは特に傑作とされ今でも人気が高い作品です。ボクももちろん本編が好きです。
で、その本編の設定。探偵事務所の最初の所長が、この仮面ライダースカルだったのです。これはテレビシリーズでは出てこず、テレビの物語の前の話として映画で上映されたシリーズでのライダーでした。このスカルがまたせつなく悲しくネッカーチーフだったのですが、それだけじゃなかったんです。その映画での仮面ライダースカル役、これがおれの大好きな吉川晃司だったんですよ!!でぅおおおおおー!!
で、そのプラモデルなんです。
実は仮面ライダーWが放送時、親子で好きなんですよ~とらんぞうさんとメールしていて、それならスカルのプラモデル作る予定なんで出来たらお渡ししますというお話を当時らんぞうさんとしていたんです。あれから何年か経ってしまったので、渡すのに何年も経ってしまって・・・と、らんぞうさんはお気にしていました。いえいえ!!そんなことありません!!今でも親子で仮面ライダーWが好きですし、三世もいろんなことがわかる年齢になった現在だからこそ、このプラモデルの深みと味わいがわかってよろこんでいたんだと思います。本当に感極まっていました。ありがとうございました。
こうして話は我々の出会いから当時のブログの内容の話、当時自分らにコメントくれていた人の話から、やがてらんぞうさんが語る医療現場の現状のお話へと進みます。我々が生きていく上で避けては通れない道。そんな現場の見えないところで起きている働く人間からの目線、そして苦悩。人の力になることは、並大抵ではないんだなと実感するばかりでした。
揚げ物ながらまったく脂っこくない絶品の串揚げをつまみに話が弾みます
そしてプロレスにも知識がある、作業療法士であるらんぞうさんから聞いた、ならではのお話。詳しく教えていただいたのは・・・そうです。高山のお話でした。
らんぞうさんは高山関連のネット記事から負傷箇所と症状を解析し、その詳細を教えてくれました。そして高山への一般的な、いわゆる世間の声と、医療という目線から見た現状と現実と今後を、たとえ話を交えながら詳しく教えてくれました。加えて高山とハヤブサの症状のちがい、近年のプロレスの危険性、危険度の話も・・・
またモハメド・アリやマサさんが闘病していたパーキンソン病と脳の仕組み、人間の体の仕組みなども詳しく教えてくれました。病気、ケガ・・・専門知識が入ると、我々の目線からでは想像もできない、こんなにもちがう見方ができるのか!?らんぞうさんの一言一句はときにはショッキング、ときには関心、同意と、まさに身に染みる思いでした。そしてモノを見るにはまだまだ、こんなにもたくさんの角度があり、世界があるんだなぁ~と・・・本当に勉強になるものばかりでした。
ときには楽しく、ときには真剣に、あっという間に4時間が過ぎました。11年ぶり・・・しかし、時間は空いても、こんなにたくさん充実したお話できるとは、本当にうれしかったです。
ネット上のお付き合いではボクにとって最古となるらんぞうさん。お仕事、本当に大変かと思います。近年は趣味のプラモデルもあまり手が付けられない状態のようでプロレスも離れてしまっているとのことですが、最近のはボクも素人です。だから今度は素になってプロレス観戦、ゼヒ一緒に行きましょう!!そしてまたおいしいもの食べに行きましょう!!
ありがとうございました。