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Channel: 団塊Jrのプロレスファン列伝
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プロレス名勝負伝~オカダカズチカvs柴田勝頼~パート2

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パート1からの続きです。

古舘「さあ甦った闘魂伝説、柴田コールの中、今度はどう持って行くか!?完全な柴田ペースとなってまいりました。再び足殺しか!?コーナーへ振って~串刺してのハイキックだ。しかし、体勢を入れ替えてーっ!!


ジャンプ一番、コーナーに座らせておいての突き上げるようなドロップキック一閃!!柴田、もんどり打って場外だ。桜井さん、威力も去ることながら打っていったオカダの打点の高さですね」

桜井「そうですねぇ、コーナー座ってたらレスラー身長ありますからねぇ、2メートル超えてるわけですよ。そこへねぇ~正確にのど元へやるわけですからねぇ~オカダくんの武器の威力がいかにすごいかということですよねぇ」

古舘「まさに武器、あの古代インドの神話的叙事詩、マハーバーラタに記されている紀元前10世紀に起きたとされるバラタ族の戦い。その戦いにおいて姿を表した壊滅兵器"インドラの矢"とも言われていますオカダのカウンターのドロップキックへの布石か!?見舞っていきましたオカダ。

さあ戦場が場外へと移って参りました。オカダはラフ殺法へ作戦変更か!?余裕綽々と柴田へ歩み寄って何があるか!?思い切ってー!!叩きつけてまいりました。さあオカダのラフ殺法、チャンピオンとしての強さを場外でも誇示せんと持って行きました。圧倒的火力で柴田を追い詰める。山本さん、このあたりはやはりチャンピオンとしての力の誇示、見せつけるといった意味にも取れますか?」

山本「そうですね、序盤の攻防からですね、こういう場外での攻めですね。こういうこともできるってことですよね。幅の広さっていうんですかね、貫禄を見せつけている感じありますね」

古舘「場外でも圧倒的な力の差を見せつけんとしておりますオカダ。徹底的に攻め込んでまいります。そして鉄柵から、オカダ、引っ張り上げてー床へ痛打!!」

桜井「これは危ないなぁ!!」

山本「リング下、マット一枚しかありませんからね、効きましたよこれは!!」

古舘「そうですね~!!鉄柵に足を掛けたまま頭からまっ逆さまに落としていきました。ものすごい鈍い音が、こちらまで伝わってまいりました」

桜井「いやぁ~オカダくんはいざとなったら妥協しませんねぇ~。恐ろしいですねぇ」

古舘「そうですね~。山本さん、ちょうど足を支点にですね、水を溜め、その重さではね返り石を打つ、鳥獣を威嚇する日本古来の鹿威しのような、そんな格好になりましたね」

山本「そうですね、重い方へ真っ逆さまという感じでしたね。それと受け身もとれませんからキツいですね」

古舘「まさに妥協なき王者の攻めであります。リングアウトカウントが進みます。柴田はなんとかエプロンへ歩み寄る。一気に形勢逆転かオカダ!?黄金の雨の神の審判が早くも下るか!?

さぁ~待っていたオカダ。だめ押しに~ネックブリーカードロップだ。オカダ、柴田の足攻撃に対し攻撃目標を首に絞ったか!?レインメーカーへの布石が、徐々に見えてきたかオカダ。徹底した攻撃に柴田、甦った闘魂伝説から一転、闘魂の炎が風前の灯火か!?

グランドの展開、今度は腕を取って後方からのクロス・チンロック、複合技に持っていきました。柴田のグランド攻撃に対し、ここで~オカダはメキシコ・レスリング、ルチャリブレの極意を、ここにきて出してまいりました」

山本「古舘さん、これブラインドになってますけどね、頚動脈とチョークも極めてますね」


古舘「山本さん、ちょうどオカダのクラッチのところで見えづらいですが、喉仏に当たってますね」

山本「そうですね。これでオカダが柴田の頭を上に上げて、首を曲げてしまえば決まりますね」

古舘「アゴを引いて、ちょうど首だけでお辞儀するような形ですね」

山本「そうですね、そうすると器官が圧迫されて苦しいわけですよ。そういう形にも持っていけますね」

古舘「ルチャリブレの極意を見せてまいりましたオカダ。しかしクリーンブレイクを辞さないオカダに再びブーイングが起きております。場外戦から~、桜井さん、オカダはややエキサイト気味のような感じはありそうですか!?」

桜井「そうですねぇ~。しかしですねぇ、あまりエキサイトしますとスキが生まれますからねぇ、柴田くんはそこを狙ってくるはずですからねぇ、そのあたりは十分肝に銘じていると思いますよ」

古舘「雷(いかずち)の居合い抜きと言われます、レインメーカーへの布石、首攻撃に出てまいりましたオカダ。2013年8月、23回目となるG1クライマックス公式戦、仙台で唯一のシングルでは、そのレインメーカーで勝敗を決しています。さあ低空でのドロップキックは顔面にヒットしていきました。ふてぶてしい表情、チャンピオンのオカダです。このまま主導権を握っていくか!?一方の柴田は、起死回生の一手を狙っているか!?それとも当面打開策が、柴田の中にはあるのか!?それともすでに万事休すか!?山本さん、とにかく柴田は流れを変えたいところですね」

山本「そうですね、ダメージはありますけどね、まだこんなもんじゃまいりませんからね。十分流れ変えられます。逆にオカダはもっと攻めてですね、流れ変えられないようにしないといけませんね」

古舘「主導権の握り合い、受け側にも攻め側にも疲労の色が見えるか!?スタミナ消耗戦、そんな戦い模様にも見て取れるかもしれません両者。徹底した首への攻撃。さあオカダ、コーナーを背にしてのエルボーバットから何があるか!?このままフィニッシュへと繋ぐか!?串刺しでのエルボー、後方にコーナーがあるだけに、かなりのダメージが伺えます。

しかし~柴田は仁王立ちだ、何か体内のスイッチが入ったか!?逆にエルボーバットがスイッチとなったか!?表情が一変した、前に出る、オカダに歩を詰める柴田!!崖っぷち、あえて徳俵に足を乗せ、自らを追い込んで、さあ打ってこいと、横っ面を突き出した!!」


山本「古舘さん、こうしてわざと打たせてね、来い!!ってやるんですよ。実際には効いていても効いてないってやりましてね、なぁ~にまだまだ、お前の攻撃なんてぜんぜん効いてないんだよ!!っていうね、お前なんかより上なんだよってやるんですね」

古舘「この試合における柴田の作戦でもある、精神的に揺さぶって、優位に立つという心理的戦略でもあるわけですね」

山本「そうですね」

古舘「そして柴田の一撃だ~!!現在のプロレスシーンにおけるエルボー。様々なレスラーが使うことにより、その価値が薄れていっている現状があります。技の安売りは見たくない。まさに柴田が、その答えを今、発しました!!

さぁ、技のひとつひとつ、一挙手一投足に注目したい。追いかけていってハイキックだ、顔面を貫いた。そして再びコーナーへー、駄目押しとばかり持っていった2連発!!柴田の闘魂が甦った!!エルボー速射砲、エルボー速射砲、必要なまでのエルボーの集中砲火から何があるか!?さあ何があるか!?距離を取る、距離を取ってスクランブル発進スクランブル発進!!上から助走をつけてのドロップキックだー!!」

桜井「いやぁ~先ほどまで防戦していたのが信じられない攻めですねぇ」

古舘「そうですね~!!完全に息を吹き返した柴田、闘魂の息吹があっという間に会場全体に伝わりました。そして場外へ、今度は柴田がオカダを追いかける。さぁ~鉄柵へ痛打、先ほどのお返しだ。そして再びエルボー速射砲、エルボーの速射砲から~何があるか!?距離を取った、距離を取った、距離を測ってー!!助走をつけてのドロップキックもう一回!!スクランブル発進から空対地ミサイル、マーベリック発射だ!!」

山本「古舘さん、これ後ろが鉄柵で逃げ道ないですからね、受ける方は衝撃を逃がす術がないわけですからね、キツいですよ」

古舘「そうですね~。さあオカダ、柴田の空対地ミサイル、マーベリックの直撃を受け己の降らせた金の雨の中で暗中模索、五里霧中か!?桜井さん、やはり先ほどの場外での人間鹿威しへの、これは~柴田のお返しかもしれませんね」

桜井「そうですねぇ~、表情には出しませんけどねぇ、柴田くん、かなり効いたはずですよ。そこをダメージは表に出さずお返ししたあたりはさすがですねぇ」

古舘「さあ、カウントはツーで返してったオカダ。形勢逆転、一気にピンチに立たされました。その柴田が今度は、背後から何を狙うか!?コブラツイスト、コブラツイストだ!!」


山本「自分より大きい相手にはですね、コブラツイストなかなか決めるの難しいんですけどね、柴田はうまく密着させて腕が周って繋がってますからね、いいコブラですよ」

桜井「完璧に入ってますねぇ!!」

古舘「万全のコブラ、ポジションもいいぞ。柴田、コブラでオカダへ、痛みで伝えるかストロングプロレス!!しかしながら~パワーでは上回るオカダ、ジリジリとロープに近づいていった。技に対してパワーで回避するかオカダ。なんとかロープへ手が届いてロープブレイクだ」

山本「これだけ入っているとですね、本来は動くの辛いんですよ。でもオカダは長くやられるの懸念してあえて早めにロープまでいったんですね。これはいい判断ですね」

古舘「耐えれば耐えるほど苦しくなるコブラツイスト。長く堪えて重いダメージをもらうならばですね、一瞬の痛みに耐えて早めに回避した方がいいという判断ですね」

山本「そうです。そのときはキツいですけど長くもらうんならですね、早めに回避した方がこのあとの展開ですね、変わってきますからね。いい判断だったと思います」

古舘「しかしながら代償もあったか、幾多の総合格闘技戦で見られました柴田の強烈な打撃が、先ほどのコブラで攻めた右の腕へ放たれていきました。柴田の徹底した攻撃に~しかしながら~屈辱の見返り美人かオカダのカウンターキック!!見舞っていきました。打撃では打撃で応戦はオカダの意地か!?山本さん、ここまでの戦い、オカダの汗の量ですが、若干柴田より多いように感じますね」

山本「いえ、汗はどっこいって感じしますね。しかし柴田はちょっと疲れが出始めてる感じありますね。オカダの方はまだ余力ですね、あるように感じますね」

古舘「DDTからクルッと起き上がる。山本さんのお話のように、やや余力で勝るオカダはチャンピオンとして、あえて余裕を見せつけるか。桜井さん、しかしながらまだまだ両雄、底力といいますか、隠し持っている余力ありそうですね」

桜井「そうですねぇ~オカダくんはなんといってもスタミナもありますからねぇ、まだ得意技も出してないものもありますしねぇ、ここからまだまだわかりませんねぇ。しかし柴田くんは精神力ですよねぇ。ここ一番でねぇ、何かを超えた力というんですかねぇ、出すレスラーですからねぇ、わかりませんねぇ」

古舘「そうですね~!!さあ形勢逆転、そして、オカダがトップロープに上る!!この体勢から何があるか!?さあ踏み切って~、しかし柴田が交わして、おーっとツームストーン・パイルドライバーの態勢か!?しかし交わしてスリーパー、交わしてスリーパーから、おおっと、担ぎ上げて~正面から落としていきましたオカダ!!柴田は肩口を痛打!!桜井さん、フラップジャック、これですね!?」

桜井「そうですねっ、肩口からいきましたねぇ」

古舘「そうですね~。肩口を押さえています柴田。ダメージはどうか!?苦しそうな表情だ。その間に、オカダは攻撃に転じることができるか?次なる一手が勝負の分かれ目、そんな予感さえしてまいりました。さあオカダ、ボディスラムから、再びトップロープに上がって何があるか!?距離があるが何があるか!?おおーっとダイビングしてのエルボードロップ!!大変な飛行距離だ!!」

桜井「あれだけの距離でねぇ、よく正確に決めてきますねぇ~」


古舘「そうですね~!!さぁ~鳳凰が羽を広げて~、黄金の雨の神が、両国にいよいよ降臨かー!!背後から忍び寄る、さあジャーマン・スープレックスに持っていくか!?それとも別の手を用意しているのか?バックを取った、レインメーカー!!しかし交わした柴田、雷(いかづち)の居合抜きを~返していったー!!」

山本「古舘さん」

古舘「柴田、本能で返していきました!!まさしく武者返し、オカダの抜刀を武士のごとく交わして投げていきました柴田。一進一退の攻防だ。山本さん、先ほど桜井さんのお話にもありましたが、柴田の何かを超えた力、このあたりから発揮されてきた感ありますね」

山本「そうです、それとですね古舘さん、今、柴田は来る瞬間をですね、完全に見ていましたね」

古舘「オカダの右腕に照準が合っていましたか!?」

山本「そうですね、オカダはエルボーのあとアピールしてしまいましたね。あれで柴田に考える時間を与えてしまったんですよ。ダメージはありますけどオカダの動きが視界に入っていましたね。やってはいけないことですね」

古舘「一瞬の出来事ですが、オカダのアピールが思わぬ結果を生んでしまった、そんな感じですね」

山本「そうですね」

古舘「しかしながら~双方ここまで満身創痍、死力を出し尽くしたか!?ダブルノックダウン、お互いに大きなダメージであります。オカダのエルボードロップ、柴田の武者返し。まさに戦いの等価交換方式か、双方の技が交差します。さあ先に身を起こしたのは柴田、オカダも負けまいと、やや遅れて身を起こす。お互い向かい合ってのエルボーの打ち合いだ。戦いの等価交換方式、打って、お返しとばかり打っていく。桜井さん、これは両者の意地ですね」


桜井「そうですねぇもうねぇ、精神力で打ち合っていますよねぇ。座ったままでねぇ~技の効力よりも引けないという気持ちの表れですよねぇ。すさまじいですねっ」

古舘「もはや技術での攻防は互角、ならばお互い子供のように素に戻って殴り合って決着を見るか!?さあスタンドは~すさまじい乱撃になった。もはや技術、テクニックもない殴り合いだ!!凄まじい攻防だ!!何が自分を動かしているのか!?本人すらわかり得ない、まさしく精神力、精神の戦いとなったかリング上~!!柴田が打ち抜いた~!!」

山本「絶対に負けられないという柴田の意地ですね」

古舘「そうですね~。柴田だけが持つ闘魂遺伝子が、倒れることを許さなかったか!?すさまじい気迫で打ち倒していきました。しかしながらオカダはエルボースマッシュ、回復を見せるか連打で見舞う、そして担ぎ上げて~さあ~リバースのネックブリーカー・ドロップ得意技!!山本さん、これは強烈に入りましたね」

山本「そうですね、頭と首からいきましたね!!マズいですよこれは」

古舘「柴田の猛攻を受けながら徐々に自身の得意技を出してきましたオカダ。ここにきて、やはりスタミナ面、オカダが~その脅威のスタミナを出してきたか!?闘魂をも蝕んで、おのれのエネルギーと変えていくか!?さぁ~いったんエプロンはオカダ。おっとトップロープに上る、この体勢から何を狙うか!?標準を定めてー!!


急降下爆弾-ッ!!まだ腰を下ろしたままの柴田に見舞っていったー!!柴田、青息吐息、気息奄奄、崖っぷちに立たされた!!オカダはフォールに持って行く、さあカウントはどう、おーっと下から腕を取った腕を取った!!」


桜井「いやぁフォール返した直後でねぇ、オカダくんが一瞬気を抜いたところにきましたねぇ~!!」

古舘「そうですね~、完全に意表をつかれた感じですね。山本さん、どうですか!?」

山本「ちょっと見えづらいんですがね、柴田はですね、足を掛けてるんですよ」

古舘「そうですね~モニター越しでは見ずらいんですが、右腕に対して右足ですね」

山本「そうです、横から自分の足を掛けてですね、乗られないようにしてるんですよ。関節極められてますからね、オカダは極められてる方向に動きたいんですよ。上に乗ったり回ったりですね」

古舘「なるほど」

山本「ところが足があるんでオカダは体回せないんですよ。これでいいわけなんですよ。逃げられないようにしてですね、これで柴田がもうちょっと体返せばキマりますよ!!逆にオカダは動かないとダメです!!」

桜井「いやぁ~ちょっとねぇ~猪木vsペールワン戦を彷彿させる逆関節ですねぇ」

古舘「そうですねー!!まさに猪木vsアクラム・ペールワンを彷彿させます柴田の腕固め。寝耳に水、コペルニクス的転回の逆関節か!?グランドの攻防にも、見えない駆け引きが交差しますリング上!!


一瞬の油断も許されませんリング上。さあ形勢逆転の柴田、立ってこいと、柴田が仁王立ちだ!!全身から青白き炎を放ち、その背中には、闘魂の文字がくっきりと浮かび上がっています!!ストロングプロレスが降臨してきたかのように~その闘魂の刃(やいば)を~・・・見舞っていったー!!まさに臓物を揺らさんばかりに、精神を甚振(いたぶる)るように、ジワジワとキックで追い込む。一発ごとに、あの日あの時、見た闘魂が、柴田に舞い降りる。ストロングプロレス、そして闘魂。我々は今、プロレスを見ています!!」

桜井「これはねぇ~右腕、肩口を蹴っていますがねぇ、まあレインメーカー封じというのもあるんでしょうけどねぇ、オカダくんは精神的ダメージの方が大きいですねぇ」


古舘「張っていったー!!」

山本「古舘さん、柴田はですね、オカダを怒らせようとしてるんですよ。カッカさせてね、でもここでオカダ怒ってしまっては絶対ダメです」

古舘「親が駄々っ子を叱るような屈辱的な攻撃なんですが、ここにきて怒ることで逆に怒りに我を忘れ油断を生みますからね!!」

山本「そうですね。そしたらですね、もう柴田の思惑通りって感じですね」

古舘「しかし自ら座っていったオカダ!!打ち合おうじゃないかと向かい合う!!修行僧が坐禅を組んで、警策で打たれるかのように、打ち合ってお互いを高めていこうというのか!?桜井さん、これは柴田がよくやりますが、オカダが逆にやりましたね」


桜井「いやぁ~柴田くんをねぇ乗せようっていうねぇ、さっきは柴田くんがオカダくんの頭叩いてねぇ、今度はオカダくんが柴田くんのやるねぇ、座ってねぇ、こうやりましたよねぇ。お互い主導権の取り合い、駆け引きすごいですよ」

山本「古舘さん、ああいうことされてもね、オカダは逆上しないでこういうことするんですよ、したんですよ。ということはですね、こういう状況でも自分がまだよく見えてるってことなんですよ。このへんはオカダの方が一枚上手って感じしますね」

古舘「一部の冷静さ、山本さん、このあたりは若くしてチャンピオンとしてですね、これまで戦ってきた経験の表れですね」

山本「そうですね。お互い積み重ねてきた経験ですね、お互いいい面ありますけど出せなければなんにもなりませんからね。オカダはこういうとこ本当にたいしたもんですよ」

古舘「さぁそのオカダが逆スクランブル発進、先ほどの~お返しとばかり今度は見舞っていった。試合展開の折々で、相手の得意技や動きをお互いが出してぶつけ合っていますリンク上。放てば返し、また返ってくる、まさに戦いの山びこ現象と言ってもいいかもしれません。

さあペースを完全に握ったかオカダ、やはりチャンピオンとしての戦い、経験が、ここにきて発揮されているように見えます。歌い継がれた闘魂手まり歌が、ここで絶えてしまうのか!?カウンターでドロップキックー!!」

桜井「これはいいタイミングで入りましたねぇ!!」

古舘「暗中模索から単刀直入、快刀乱麻から一発逆転。相手の得意技でもありますドロップキックを見舞って行った柴田!!場内からはやんやの歓声だ。そして~さあ~ナックルパート!!弓を引く右ストレートからケンカファイト、ケンカ殺法だ。コーナーを背にするオカダにキックの雨あられ、集中砲火にオカダは成す術なしか!?怒涛逆巻く狂乱の渦巻きが、ここにきてやってきた柴田。木霊する柴田コール、柴田には讚美歌に、オカダの耳にはレクイエムに聴こえるか!!」

パート3に続きます。

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