流星仮面二世　北へ　～第四話～

さて、2日目後半・・・札幌中島体育センターの幻影を抱きながら、このあと再びレガさんにお会いします。

それまでまだ時間があるので今度はちがう方向へ足を向け、ちょっと探索しながら歩いてみます。

街中もいいのですが、釣り好きのボク、来たときから気になっていたのはこの札幌を流れる豊平川です。少し見に行ってみました。

まず眺めた感想は・・・あれ？意外と浅いのか？でした。

このとき雨風が強かったので撮影はできませんでしたが・・・川辺に石が非常に多いんですよ。雨で濁りが出ていたし遠めだったので近くで観察はできませんでしたが、まるで清流域のようなたたずまいなんですよ。晴れていれば水も澄んで、けっこうきれなんじゃないでしょうかね？

これはビックリですね。札幌のようにとても栄えている市内の中を流れる川なので、てっきり下流域を想像していましたが・・・地図を見てみると、支流は日本三大河川のひとつ、石狩川ですか。なるほどなぁ・・・

北海道、サケは有名ですが、釣り人には北海道にしかいないオショロコマ、そしてなんたってイトウですね。憧れですよ。釣りキチ三平のイトウの原野を思い出します。いつか、釣り目的で来るのもいいかもしれないなぁ。

さて、そうこうしているうちにレガさんが札幌駅に到着との連絡が。途中で合流し、目指すはサッポロビール園 です。ダブル・メインイベント第一弾の開幕です！！

で、そう、なぜサッポロビール園なのかというと、レガさんのブログ

世界に一つだけの縁～雨の金曜サミットという名の後編～

でもご紹介していますように、そうなんです。ここはかつては北海道に試合に来たレスラーが訪れた、当時のファンとしては一度は行ってみたい場所、なんです！！

こんなですよ～

上画像からスヌーカをアップすれば・・・

同じでしょ～（改装中ですが）

さっそく中に入り食事・・・の前に！！そうこのディック・マードックと一緒に写っている大きな樽の前で記念撮影しなくては！！店員にレガさんが場所を聞きますが、なんと現在ではこの樽、撤去され存在しないってぇー！？

仕方がない・・・ということで中に入り記念撮影となりました。

店員さんに我々がテロリストでないことをお話して、マスクをつけての撮影をお願いしました。

ビアぁぁぁ

そしてレガさんのブログでも出ていました高田と前田の熊の画像のマネ。

うんおー！！

しかし本物をよく見ると・・・

は、剥製！？

くっそキューバン・アサシンのセリフまで覚えていたのに、こっちは記憶になかったなぁ・・・

でもま、細かいことは気にせずに・・・

ここで食事に入ります。メニューはこれ！！

ジンギスカン！！

レガさんのお話だと、小さい頃から家族で鉄板焼きなんかやるときはこの肉だったそうなんですね。ボクら小さい頃ってまだドルが固定だったので牛肉が高かったし、そんなに流通してなかったし・・・なのでウチの方では豚肉でやってましたね。牛肉は中学終わり頃？くらいかな？しかし、いやぁ～こういう食のちがいね、このあたりはカルチャーを感じますね。

何を隠そう、実はボク食べるの初めてなんですよ。下馬評では人によっては臭みがあって苦手かも・・・というこの肉、当日はレガさんもそのことをだいぶ気にして気づかってくれたのですが、人生初のジンギスカン、これはうまかったですね！！

スーパーフライもご満悦

さらにこの場所ではないですが、焼き鳥もおいしいと教えていただきました。特にネギ間の話。ネギが長ネギじゃないそうなんですよ。これはには興味を惹かれましたね。いつか食べたいですねぇ～。

さて、こうして食のお話から始まり、中学時代の話から80年代アイドル話、プロレスをマニア目線を通り越しウルトラスーパーな目線で見る我々の話、プロレスのカメラワークの話、レスラーの食欲、レスラーものまね、この世代はレスラーになりたくて格闘技をしていた人が多いという法則がある話、お互いが仲良くしているブロガーやネットで知り合った仲間たちの話、胃潰瘍の話、家族の話など、本当にいろいろお話をしました。話題はつきないどころか、考えも目線も一致する、いわゆる自然に話が合うのがうれしく、本当に心地よかったです。

そしてそんな会話の折々に、やはり何かを思い出せそうで思い出せない感覚がフッと横切ります。顔、顔なんだよなぁ・・・うーん・・・

しかしあまり見つめると本当にストロング・・・いや、そっち方面の人に思われてしまいますからねぇ～。不思議な感覚もありましたが、とにかく楽しい時間帯でした。

そんな時間の中、ボクらはひとつ約束をしました。それはアントニオ猪木ｖｓモハメド・アリに関することでした。

それは、いつになるかはわかりません・・・でも8.8の猪木・藤波戦が導いてくれたように、今度は猪木・アリ戦がボクらを導き、繋げてくれる・・・そんな男と男の約束でした。

こうしてジンギスカンに舌鼓を打ち、家族にお土産を買ってサッポロビールの博物館を一緒に見学しました。この後、いいよダブルメインイベント第二弾の幕開けとなります。

市内で行われることになっていたサミットは某・居酒屋さんで行われることになっていました。

居酒屋に入り案内されると先に来て待っていてくれたのは、レガさんのブログでもおなじみ、

畳の上のアーティストことささのっち さん、そして夜明けのダンサーの異名をとるＨＢＫさん です。

ささのっちさんは高校時代のボクの後輩にあまりにもそっくりで、見た瞬間に本人かと思ってしまったほど。しかも声もしゃべり方もそっくりなんです。思わず後輩に似てるのがいまして・・・というと、

「あー、よく後輩顔っていわれるんですよ」

こ、後輩顔・・・まるでカール・ゴッチがフェニックス・スプラッシュをしたみたいな思いもよらぬ返答に大物の予感が隠せません。

そしてＨＢＫさん。かねてからレガさんよりお話を聞いていて・・・ええ！！ＨＢＫってＨ・Ｎはハート・ブレイク・キッドだったんですか！！と驚愕したほど・・・そう、ＨＢＫさんはショーン・マイケルズ、ロックンロール・エキスプレスなどが大好きなアメリカンプロレスの申し子なんです。事前にそれを聞いていたボクは開口一発、ロックンロールを引っ掛けて

「あれ、今日はラジカセは・・・」

というと

「あ、それバックズモフですね」

と次元大介がマグナム撃つよりも早く即答・・・強い！！

とりあえず4人そろったのでここで開始となりました。が・・・これがものすごい攻防・・・

藤波に憧れを抱いていたというささのっちさんは、とにかくプロレス知識がすごい。話していると純粋に、本当にプロレスが好きというのがヒシヒシと伝わってきました。しかし知識ばかりではなく、知識を述べたのち、必ず自分の意見を付け加えて話します。このあたりがすばらしいですね。仕事帰りか、ワイシャツにネクタイ姿で語るその様はプロレス・コンサルティング、プロレス・フレーム・ワーカーと言ったところです。

ＨＢＫさんはプロレス問わず、アイドル、漫画などズバ抜けて知識が広い。動くプロレス・Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ、しゃべるＧｏｏｇｌｅ検索エンジンの様相を呈しています。加えて絶妙の間でレアな昔の雑誌やグッズなどをカバンから次々繰り出してくる・・・すごい、本当にすごい！！ボクが今までに出会ったことのないタイプのプロレスファンです。ＨＢＫさんとはじっくり、サシで話してみたいと思いました。まさにハートを奪ってしまう罪なヤツです！！

そして当然、ここには一碧万頃、プロレスブログのロベスピエールことレガさんもいます。なんてレベルなんだ・・・ルスカ、デートリッヒ、ボック・・・ボクは欧州選手権シリーズに参加した猪木のようなポジションの心境になりました。

いやまだ・・・そうだ、ここにまだ未ぬ強豪がもうひとり来るんだった。その名はヨンペイ さんと言いました。

ヨンペイさんはレガさんがサミット参加を集ったときに名乗りを上げた人物です。ゆえにＨＢＫさんもささのっちさんもヨンペイさんを知らない・・・ボクもレガさんもです。まさにその詳細は謎に包まれていました。だが、ヨンペイさんの連絡先を事前に知ったレガさんから、ある日届いたメールから妄想は加速しだします。

「ヨンペイさんは大泉洋とＣＭで共演しているらしいんですよ」

な！？大泉洋と、共演・・・！？

それはどういうことなのか・・・ボクとレガさんの間ではスーパースター列伝のタイガーマスク編でのブラック・タイガー、つまり正体はマーク・ロコという説から始まり、小林邦昭説、輪島説、デートリッヒ説、ジャッキー・パロ説、はてはレスラーを通り越し聖徳太子説、とどめに本当はいない人説まで飛び出していました。

「ヨンペイさんが、もうすぐ到着するそうです」

どんな人物なんだろうか・・・ボクら4人に緊張感すら走ります。まず、ファースト・インパクトですね。そうですねぇ～初代タイガーマスクのデビュー戦のようになるか、ザ・コブラのデビュー戦のようになるか・・・いやいや、ザ・コブラは周りが上げすぎちゃったから実力はあって・・・なんて話をしていると、突如ヨンペイさんがベールを脱いだ。この人が・・・

ヨンペイさん、詳しくは言えませんが、やはり芸能に精通する職業の方でありました。その職業観に加え、猪木信者であり、我々よりも年上ということもあって、またちがった目線での話も伺えました。もちろん知識も相当なもの・・・まさにプロレスと芸能の二天一流、ひとりでふたりで三ツ矢サイダー状態だ。

全員がそろったところで乾杯。酒も入りなじんできた頃、このテーブルのプロレスレベルは常識を超えていた。

自分で言うのもなんですが、ボクだってファン歴は長い方ですよ。知識だって、まったくないわけじゃない。ファン同士で話すことだって、そりゃ今までにもあったけど・・・ここのこのレベルの高さは一体、どうなっているんだ！！正直、話についていくのがやっとだ。すごい、すごすぎる・・・でも、話すみんなの表情、目を輝かせ、本当に楽しそうに、うれしそうに話すんだ。見ているだけで、こっちもうれしくなってくる。なんてすばらしい・・・

これが、これが！！北海道のプロレスファンか！！

結局このプロレストークのハイスパート・レスリング、プロレストークの四天王プロレスとなったサミットは一次会を終え、場所を変えて二次会に・・・ここで深夜2時過ぎまで続きました。

店の前でそれぞれ握手し、ボクらは再開を誓って別れました。ささのっちさんとヨンペイさんは店の前で、そしてレガさんとＨＢＫさんは札幌駅の前で・・・タクシーで去りゆくボクに手を振るふたり・・・ありがとう！！必ず、また来ます！！

翌日、5時に起き、ボクはホテルから札幌駅までの道のりを歩きました。ついさっきまでここで、みんなと一緒にいたんだな・・・そんな思いを噛みしめながら・・・

飛行機に乗ると、めずらしい現象がボクを見送ってくれました。

ブロッケン現象

なにか・・・みんなが見送ってくれているような気持になりました。

必ず、また来ます！！どうもありがとうございました！！

～おみやげ紹介～

今回いただいたおみやげをご紹介します。

レガさんにいただいたご当地品の数々です！！

左から、夫婦そろって大好物のロイズのポテト

北海道限定、リボンシトロンではないリボンナポリン

こちらも北海道限定、コアラップ・ガラナ、キリン・ガラナのガラナの荒くれ二丁拳銃

レガさんおすすめ北菓楼の開拓おかき、枝幸帆立

中央、レーズンとバターが絶妙！！お土産でも有名なマルセイバターサンド

そしてかつての札幌中島体育センターの秘蔵っ子、高橋製菓のカステーラ

これこそ観戦の思い出の味なんですねぇ～。



こちらがリボンナポリン

これは知りませんでしたねぇ・・・味は、関東にあるジュースでは似ているものはないですね。ほんのり甘い炭酸ジュースです。おいしいです。

そして、究極はこちら！！

レガさんスペシャル・セレクションの試合ＤＶＤ！！

あのレガさんのデータベースからの特選です！！これはもんのすごい内容です！！涙です！！

あと、お食事やタクシー代、いろいろ出していただいてしまって・・・本当にありがとうございました。

ささのっちさんからです。

なんと北海道にて沖縄のお酒、あわもり！！

ささのっちさん、出張帰りだったとか・・・しかし沖縄から北海道に飛び、茨城に来るというすごいお酒になってしまいました。

ありがとうございました！！