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Channel: 団塊Jrのプロレスファン列伝
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燃えろ!!闘いサマー!!

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どうも!!流星仮面二世です!!


さあ今年もやってまいりました。


「ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27」


でございます。


もはや毎年恒例となりました我が家の親子の夏の風物詩、このG1決勝観戦も、なんと本年で5回目。5年連続観戦になります。


この5年振り返るとG1一番の思い出はやっぱり最初の西武ドームですね。決勝戦のオカダvs中邑のクオリティが高く、歴代G1決勝戦ではボクの中では第1回の武藤vs蝶野と並び名勝負で印象に残ってますね。


さて、そんなG1で思い出というか毎回記憶に残るのがチケットです。もぉ~G1決勝といえばチケットですよ。とにかく取れない。実は毎年頼みの綱だったご存知ボクの先輩の援護が今年から諸事情により受けられなくなり・・・今年はなんとか自力確保しましたが、G1除いても年に4、5回は新日本観に行く我が家としてはここは押さえておきたいところ。ということで家族会議の結果、ついに我が家にも満を持してこいつが導入されることになりました。



ゴゴゴゴゴ・・・


これで今後チケット確保で頭を抱えることはないぞ~♪と喜びも束の間。ファンクラブは会員こそ三世ですが、まだスマホを持っていない三世に代わり新日本からのメールはボクが受信するよう設定したところ、大会ごとチケット先行のご案内が来る、来る、来るぅ・・・


「え!!もう10.9両国の取れるの!?すごい!!取って~」


な、なんだとぉ!?このとき7月21日。まだ3ヶ月も先じゃねーか・・・おれのフトコロ事情だってあるんだぞ。クッ、チケット確保で頭を抱えることはなくなったが、チケット代で頭を抱えることになろうとはッ!!



ウヌッ!


しかし、そんな個人的なフトコロ事情を問題にしなければ、行きたい大会の連絡がメールで来て、即チケット確保ができるという・・・こんな親切、快適で便利な、素晴らしいシステムはないですよ。実際、助かります。


しかもあれでしたね。ファンクラブって先に会場入場できるんですよね。いつも三世と、ああ~先に入れていいな~なんて言って遠くから眺めていたが、いざ入れるとなるとなかなかの優越感。しかも、この日はファンクラブ限定の抽選会というのがあり、感極まる。選考では落選しましたがプロレスラーとの撮影会なんかもあるようで、特典も充実していて、これはなかなかすごいですね。

 

と言いつつも、実のところそれらがどうのように行われているのかはまったくわかりません。事前に情報が欲しいところですが、このへんの詳しい詳細というとなかなかネットにも出ておらず不安になってしまいます。周囲にもファンクラブに入っている人はいなく、これはまいったなぁ・・・

 

ということで、ブログ書いている人で誰かファンクラブでの観戦経験豊富な方いないかなぁ?と検索してみたところれみさんという女性の方が真っ先にヒットしました(ブログ:普通の女子が新日本プロレスにハマったら

 

面識もなく、突然失礼とは思ったのですが、思い切ってメッセージを送り聞いてみました。すると先行入場はあるときとないときがある、抽選会は昨日はここで・・・等、とても詳細に、親切丁寧に教えてくれました。本当に助かりました。れみさんどうもありがとうございました。

 

こうして戸惑うこともなく入口に行きます。この日は優先での入場はなかったのですが、ファンクラブ限定という抽選会があるそうで向かいます。教えていただいた通り両国の入り口入ってすぐ左側で行われていました。


これかぁ


ここでファンクラブ会員はファンクラブ会員証とチケット、そして身分証明証を提示します。ウチは対象は三世だけなのでボクは付き添いです。


抽選会で一番いいのはA賞のG1優勝者のサインなのですが、参加賞がオカダドルということで


「おれ参加賞がいい!!」


と参加賞に三世の鼻息も荒くなります。そして抽選・・・



何か当たるかな?


「やった!!参加賞だ!!」



参加賞のオカダドル

 

うむぅ、揺るぎないオカダ愛・・・ちなみに抽選券はこんな感じです。



左が表、右が裏です

 

いやぁこれだけでも立派に記念品。思い出の品になりますね。ファンクラブすごいです。プロレスだけでなく、あらゆる視点からファンに楽しんでもらうことを十分視野に入れていますね。こういうところが業界ナンバーワンたる由縁なんだろうなぁ。


そしてもうひとつ。今回はスポンサーになっていますローソンでチケットを購入するとポンタカードがもらえる引換券がローソンチケットに添付されていました。こちらも交換所が設けてあり、入場前に特設ブースにて交換できるようなのでいただきました。


開けてみると、なんと新日本プロレスG1仕様のポンタカードでした。



これまたファンにはたまらない品ですなぁ


いやぁなんか、新日本て本当にすごい団体になったなぁ。しみじみ実感しましたよ。


さあ、事前イベントは無事に終了。中に進みますが、今日は駅周辺から両国に向かう人々が、とにかくロスインゴのシャツと帽子ばかりです。会場内も8割はロスインゴですね!!これはちょっと今までにないですね~。どうなるんでしょうか?


では試合に行きましょう!!

 

第1試合20分1本勝負

川人拓来、タイガーマスク、KUSHIDA、獣神サンダーライガーvsTAKAみちのく、エル・デスペラード、金丸義信、タイチ

 

まずですね、ロスインゴ現象もそうでしたが、これは今までなかったなぁというのが第1試合からお客さんのボルテージですね。第1試合から歓声が異常ですよ!!ものすごい!!そんな中、試合は運んでいきますが、試合終了後はデスペラードとKUSHIDAが場外大乱闘。なんと升席上段にまでなだれ込んでの大乱闘です。そこにこの異常なほどの歓声。蔵前時代のプロレスを、ちょっと彷彿させましたね~。今日はすごいぞこりゃ!!


第2試合20分1本勝負

中西学、永田裕志vsタンガ・ロア、タマ・トンガ

 

ここは永田への歓声が大爆発な一戦でしたね。最後のG1出場にしてG1最終日ということで大声援でした。タンガ・ロア、タマ・トンガも試合後には永田へ頭を下げ敬意を表し、ここでリングにひとり残ったところで永田のテーマ曲が。大歓声の永田コール。一瞬引退してしまうの!?と思ってしまうような、そんな風に錯覚してしまうほどの風景でした。まさに有終の美でしたね。先輩、なんでこういうとき来ないかなぁ・・・


第3試合20分1本勝負

デビッド・フィンレー、真壁刀義vsYOSH I-HASHI、後藤洋央紀

 

ここにきて会場は若干の落ち着きを見せます。しかしいつもに比べたら、やっぱりすごいなぁ。


試合、うーん、って感じですね。気になったのはデビッド・フィンレーです。フィンレーが何を目指しているのかがよくわかりません。若手の頃とだいぶイメージがちがいますが、この今のイメージ、スタイルは何を目指しているんでしょうか?フィンレーのプロレスを見ていてもそれは伝わってきません。飛び技がスゴいレスラー、関節技がスゴいレスラー、パワーファイター、正統派にヒールに、レスラーにはいろいろスタイルがあって、それに伴ったカラー、自己主張というものがあるんですよ。自分はこういうレスラーで、こういうスタイルでこうなんだ!!という主張ですね。フィンレーにはこれがないんですよ。ちょっと残念な点だと思いましたね。


第4試合20分1本勝負

天山広吉、小島聡、ジュース・ロビンソンvsチェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎、バッドラック・ファレ

 

このところジュースがいいですね。G1のリーグ戦では試合内容はもちろんケニー、エルガンに土をつけるなどますます急成長していますね。以前も書いたかもしれませんが将来大化けするような気がしますね。でも、ちょっとだけいわせてもらうと、ジュースのフィニッシュホールドが、ちょっと気になりますね。

 

ジュースの試合は相手と手を合わせつつも会場も視野に入っていて、そこで自分を出していくという試合内容で、タッグやってもパートナーともうまくマッチしますし相手ともするんですよね。シングルもうまくて会場のボルテージ上げるのもうまいんですよ。で、フィニッシュとはそうした試合の最高潮に出るわけですよね。その、せっかくボルテージが上がったところに正直あの、技がなんていう名前だかボクはわかんないんですけど、後ろから腕を回してぐるっと回してダブル・チキンウイングのような態勢にして頭から落とす?このフィニッシュホールドではもったいないと思うんですよね。

 

正直なところ、せっかくいい流れでフィニッシュに行ってもフィニッシュの発動までのプロセスがわかりづらくて伝わりづらい。ジュースみたいなタイプのレスラーだったらもっと単純でいいと思うんですよ。ホーガンやロックみたいなね、レッグドロップやピープルズ・エルボーのような、行くぜー!!ってね、わかりやすくファンと面と向かえるようなフィニッシュがボクはいいと思うんですが、みなさんはいかがですかね?


第5試合60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権試合

ニック・ジャクソン、マット・ジャクソンvsリコシェ、田口隆祐


ニック・ジャクソン、マット・ジャクソンって以前から見ていてもなんか思ったり感じたりすることはなかったんですが、あれですね。


たとえばボクら、今のレスラーが卍固めとかジャーマン・スープレックス使うと、条件反射で一瞬身を乗り出すというか、おおってなるんですよ。そしてヤングライオンの黒いショートタイツとリングシューズが好きだったりします。今のプロレスは十分おもしろいんですが、つい・・・何かを求めてしまうときがあるんですよね。


ニック・ジャクソン、マット・ジャクソンは、どこかミッドナイト・ロッカーズのようなコスチュームだし、ショーン・マイケルズみたいなポーズ取るし、スイート・チン・ミュージックみたいなトラースキック使うし、最近はとうとうシャープ・シューターまで使いだして、どんだけ・・・なんて思ったんですが、冷静に見ると“条件反射で一瞬身を乗り出す”のアメリカ版なのかなと・・・最近ちょっと思うようになりましたね。


目まぐるしい動きで、他のレスラーではマネのできないような連携技の数々で自分たちのカラーを出しながら、かつてのアメリカンプロレスの要素も見せるという・・・本人たちはそんな気はないのかもしれませんが、視点を変えればおもしろくて楽しめるタッグチームなのかなと、思いましたね。


さて、ここで休憩に入りそうだったのでトイレに行き、手を洗っていると遠くから柴田のテーマが聞こえてきます!!急いでトイレを出ると、ボクと同じ反応をしたファンたちが両国の廊下を疾風怒濤で駆けていきます。ボクも全力疾走、急いで会場に入ると、柴田が花道を歩いていた!!


このときの両国は、上段抜きに天井が吹っ飛んで行ってしまうんじゃないか?というくらいの大歓声に包まれました。リングインし受け身を取り、胡坐をかく柴田。そうだった・・・あの4月の両国も見ていたんだよなぁ・・・そして今日、また柴田が見れた。本当に柴田だった。うれしかったです。


第6試合60分1本勝負 IWGPタッグ選手権

ハンソン、レイモンド・ロウvsハングマン・ペイジ、Cody

 

後半戦です。このカードいいですね~。


試合は、ハングマン・ペイジとコーディのタッグは即席的なものなので、本来タッグ屋のハンソン、ロウがペースを握るかと思いきや、序盤からコーディに翻弄され試合が大味になり大技に走ってしまうようになってしまいましたね。


コーディ、とにかく相手やお客さんを煽るあの仕草、表情が抜群。そして一番が試合の“間”ですね。この“間”がうまい。大技や飛び技を乱発するとか、派手な乱闘をするわけではありません。でも存在感が絶対なんですよ。タッグであるにもかかわらずシングルでコーディのみを見ているような、そんな気にさえなりましたね。ボクはハンソン好きなんですが、さすがにかすんでしまいました。コーディいいなぁ。本当にいいレスラーですね。


第7試合30分1本勝負

飯伏幸太、マイケル・エルガン、棚橋弘至vs飯塚高史、ザック・セイバーJr、鈴木みのる

 

いやぁこれ、鈴木軍のゴテゴテのヒールぶりがよかったですね。試合はリング外の乱闘が多く初めから終わりまで大荒れでしたね。イス攻撃も、これだけのものは久々に見た気がします。セコンドの介入も多かった。やっぱりヒールはこれくらいやらないとダメですねぇ。

 

しかしながらすごいのは鈴木のこの体ですね。すごいですね。グッドシェイプですよ。鈴木、49歳ですよ。でも今年は札幌ではオカダとあれだけの長い試合やったり、NEVERのタイトル戦線でも激しくやったり。G1のリーグ戦でも素晴らしい動きました。正直なところ、今の新日本の40代のレスラーには、もう動けていない人もいます。そんな中でこのコンディション作りと体型維持はさすがですよ。普段からの節制、自己管理、気を使っているんでしょうね。現役レスラーでも見習うべき点ですね。

 

あと意外というか・・・この試合では棚橋、全体通してまったくいいところがないままザックの卍に敗れてしまいました。ちょっと心配してしまいましたね。大丈夫なのかなぁ・・・


で、ひとつ気づいたんですが、ザック、卍は右からでも左からでも入れるんですね。この間テレビで見たときは左足から絡めていったんで、通常と逆なんだなと思っていたんですが、この日は右足から絡めていきましたね。左右でやるって、これは今まで見たことなかったですね。すごと思いました。インターコンチネンタル王座、ザックが挑戦者へ名乗り上げるんでしょうか?気になるところです。


第8試合30分1本勝負

外道、矢野通、石井智宏、オカダ・カズチカvsBUSHI、高橋ヒロム、キング・オブ・ダークネスEVIL、SANADA

 

このG1でEVIL、SANADAは評価を上げましたね。特にEVILは勢いもあっていい感じです。ロスインゴは全体的にレベルが上がってすごい存在となってきましたね。

 

オカダは前日ケニーに敗れてしまい決勝出れず・・・IWGP王者にしてG1制覇してほしかったですが、それよりも今日は試合に出場できるのかな?と心配していました。


試合には出れたのですが、首の負傷もあってか入場からテンション高めでしたね。ロサンゼルスのときも入場で鉄柵ガシガシやったり、今回は机の上に上がってこう、アピールしていましたが、うーん、これはどうかと思いましたね。

 

オカダにはタイトル防衛することによって“王者の風格”が付いてきたんですよ。王者は堂々構えてなければなりません。痛くても興奮してても、鉄柵やったり机の上に上がってアピールなんて、そんな安っぽいことしてしまってはダメだとボクは思うんですよ。たとえ負傷個所を抱えていても、手強い相手だろうが上から見下ろすように、いつでもどっしり構えてね、悠々と入場して来るくらいじゃないと・・・せっかく付いた風格が薄れてしまいます。だからここは、いつものカッコいい入場が本心見たかったですねぇ。

 

最後はひどい攻撃をされてしまいましたが、次回EVILとシングル、おそらくやるんでしょうね。やるなら、今度は王者の風格で下してください!!息子の三世の無念、晴らしてください!!


第9試合時間無制限1本勝負 G1 CLIMAX 27優勝決定戦

ケニー・オメガvs内藤哲也

 

これまで、現在のファンは会場ではおとなしいんだなぁ~。と毎回思っていましたが、この日の両国はちがいました。すごい、とにかくすごい歓声でした。そのピークがこの試合でした。


試合開始のゴングが鳴って、ワァー!!っと大歓声が起きる・・・このときボクは第1回のIWGP決勝戦の猪木vsホーガン戦のゴングが鳴った後の、あのシーンが頭を過ったんですよ。始まった!!というワクワク感と期待、なんですよね。


試合内容はいろいろ言いません。これはゼヒ、見ていただきたいです。本当に見てもらいたい。どんなにいいレスラー揃えようが、WWEなんかには絶対にできない、日本の、プロレスです!!


帰り際、駅のエレベーターで新日本の座布団と、おそらくBUSHIのマスクなんでしょうかね。持ったお姉さんと一緒になったのでお話聞いたところ、このG1の両国3連戦を観戦に岐阜県から泊まり込みで来たとのことでした。翌日は仕事で


「このあとこれ持って新幹線に乗って帰るんですよ~。恥ずかしいです」


と言っていました。でも、その笑顔は幸せに満ち溢れてて素敵なんてもんじゃありませんでした。


古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは


“一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。このように一日もしくは短時間で人は幸福にも幸運にもなりまはしない”


と言いました。


もうダメだとも言われた暗黒の時代。長く暗いトンネルを走り、苦悩の時期を経て今、この夏に辿り着いて・・・そしてそのプロレスを見た大勢のファンたちは幸福になった。長年の努力と人々の思いが、あの両国となったんだなぁと・・・そう思いました。


最後までどうもありがとうございました。

 

 


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