どうも!!流星仮面二世です!!
2日目で~す♪
シャワーを浴び着替え、再び水分補給していると亀熊さんから連絡が。この日はレガさんと3人でジンギスカン、そして夜はサミットと盛り沢山ですが、亀熊さんが土地勘のないボクのため迎えに来てくれることになっていました。
しかし亀熊さんの連絡は、お迎え連絡だけではありませんでした。チェックアウトまではまだ時間があります。そこで出たのは・・・
そのお味は・・・ひたすら、うまい!!いやぁ~、前回北海道行ったあと、こっちの焼肉やバイキングなんかでラムとかマトンがあると、おいしかったなぁ~なんて思い出して食べたりもしたんですが、やっぱり比べ物にもなりません。北海道のは破壊力がちがいます。
こうして宴も酣の頃、実はボクはふたつの計画を事前に練っており、この日このサミット中に実現させるべく水面下で動いていたものがありました。それはこのブログでもおなじみ
「可能であればプチ上映会しませんか?」
そう、チャンピオン太です。
昨日、ボクの笑いのふぐり、ほうでん、レディーほうでんを鷲掴みにした、すっごぉ~いぃ~あのチャンピオン太の、猪木の死神酋長が、ストライプ・スネークが・・・見れるッ!!
亀熊さんがパソコン持参で早めに部屋に来てくださり、さっそくベッドイン。いやちがう、上映会となりました。
チャンピオン太、まず力道山とブルート・バーナード、スカル・マーフィーの戦うオープニングでやられた~。テロップも日本プロレスの面々が次々と・・・しかし、猪木だけテロップが、死神酋長!!力道山が本気で猪木のリングネームにしようとしていたのがわかるなぁ。
やがて始まるドラマは完全に役になりきっている猪木さんがサスガです!!あまりの熱演に、本当に猪木!?本当はこういうレスラーが別にいたんじゃないのか?と思ってしまうほどの役者ぶりです。しつこいようですが、力道山が本気で猪木のリングネームにしようとしていたのがわかりますよ~。
さて、そんなドラマのシーンの背景には、ちらちらと日本プロレスの興行ポスターが見えます。気になります。なんとかハッキリ見たいところですが、小さいし当時の映像なんでなかなか見えないなぁ・・・と、思いながら、おそらくですが見えたのはバディ・オースチン。そして一瞬、背景にあるドア越しにちらっと兜を被っているラリー・ヘニングの載っているポスターも見えました。ということは第四回のワールド大リーグ戦の頃、少なくともこのドラマは62年の春以降のものだったことがわかりました。
ドラマでは力道山と死神酋長の対決も見られました。力道山vsアントニオ猪木の夢の対決・・・力道山がなくなる1年前の貴重なシーンだったんですね。ちなみにストライプ・スネークは意表を突きマスクマン。一瞬、ザ・コンビクトを連想させますが、あまりにも死神酋長の完成度が高かったのと、対戦相手が力道山でなく主人公の太ということがあり若干インパクトに欠けてしまったかな?という気がしました。つまりは死神酋長がすごすぎたんだと思いました。しかし、おもしろかったですよ。見れてよかった~。貴重な映像ありがとうございました。
こうしてモーニング死神酋長を終えるとレガさんと合流です。まず、向かえし先はあのリングパレス跡地です。
リングパレスはかつて北海道にあったプロレスショップです。北海道のプロレスファンなら必ず通る道、それがリングパレスでした。レガさんが青春時代にプロレスを謳歌した、いわば今のレガさんの原点のひとつ。ここでの思い出がなければ腕ひしぎ逆ブログはなかったかもしれない。だから多くのプロレスファンが経験する
“プロレスのこと検索してたらレガさんのブログに辿り着き、画像を見て事情を知ることができた”
という・・・今知っていることも知らないまま終わっていたかもしれない。そんな青春のシルクロード、リングパレスのあったビルを巡礼します。レガさんのご案内でリングパレスまでの道のりを歩く・・・そう、レガさんが、かつてチケットやグッズを買うために歩いた道を今歩きます。
そして現れたビル。これがリングパレスのあったビルか・・・
エレベーターがないため、4階までの階段を上ります。ついた先、ここが北海道のプロレスファンが集った場所なんだ・・・
「二人抜け出した非常階段のドアの向こうに聞こえてるParty
逢えるなんて思わなかった今夜
ステップをかけ上がる素敵なチュールのドレス
すれ違った時間を越えて
その瞳あの日のまま今も」
吉川晃司の""雨上がりの非常階段"という曲が、思わず頭の中にかかりました。
でも現実は、みんないいトシなんで階段上がってハアハア・・・まさに止まらないHa~Haです。
しかしハアハアの中にも、えも言われぬ充実感が漂います。
ここに着くまでの間、プロレスショップの話をしました。86年からはプロレスショップのバブルというんでしょうか?とにかくショップが次々と開店していったものでした。レッスル、リングサイド、プロレスワンダーランド、アイドール、タッグマッチ、筋肉組・・・他にもいろいろありましたが当時から今だ現存しているのはレッスルくらいといいます。痕跡はもちろん、思い出されることもないプロレスショップが多い中、こうして振り返られるリングパレス。当時の店のパワーと北海道のファンの良心の高さがわかりました。
さて、リングパレス巡礼ですっかりお腹もすいたので、いよいよジンギスカンで昼食です。お店の名前は松尾ジンギスカンといい、その歴史は1950年代というタレ漬けジンギスカンお店です。北海道では250店舗はあるという有名処で、近年は東京にも進出しているそうなんですね。
そのお味は・・・ひたすら、うまい!!いやぁ~、前回北海道行ったあと、こっちの焼肉やバイキングなんかでラムとかマトンがあると、おいしかったなぁ~なんて思い出して食べたりもしたんですが、やっぱり比べ物にもなりません。北海道のは破壊力がちがいます。
こうしてジンギスカンをいただきながら、おふたりは早くもビールチャージです。そしてトークです。
いろいろ、本当にいろいろ話しました。小学時代のプロレス、中学時代のプロレス、下ネタも・・・どんな話も、普段できない話ばかりでした。猪木のブリッジを話したときは最後のジャーマン・スープレックスは藤波戦という話をして・・・あのときの猪木は45歳か・・・今のボクらと一緒なんだな。歳を取ろうがプロレスなんだなと、しみじみ思いました。
こうしてジンギスカンを心行くまで味わい、サミットまで時間があるのでコーヒーをすすります。ここでは小鉄論を展開し、豪栄道からGO!ACE!で豪栄洲に昇格すると(完全に内輪ネタ)いよいよサミットです!!
会場となる居酒屋に到着。良心の逆ブラックホール、ひとり骨抜き地蔵尊といわれる亀熊さんと、プロレスブログ界のハンス・ウルリッヒ・ルーデル、ずっと青春エスペランサのレガさん(ブログはご存知腕ひしぎ逆ブログ)とボクが個室に通されると、みなさん時間差で順々に集まってまいりました。まさに飲み会のロイヤルランブルです。
まず先陣を切りボクらの到着を待っていてくれたのは・・・
まずはヨンペイさんです(ブログ:サトウヨンペイの「シャープシューズでケリ上げろ!」)
ときにアクター、ときに本業。プロレスを格闘技を愛し、野球を愛し芸能を愛し、そして家では優しいお父さんという、まさにひとりミケーネ帝国と7つの軍団状態のヨンペイさん。久々の再会ですが距離を感じません。その笑顔のおかげです。癒されます。
続いての登場はHさん(ブログ:妄想旅館3~ハートブレイクホテル)
そのブログからもわかるようにプロレス以外にも芸能界、漫画などのことに幅広い知識を持ち、イラストを描かせれば名画家ぶりを発揮します。知性の無限回廊、ジーニアス・オブ・ディスティニーの異名を取るミスターアメリカンプロレスへのあいさつはもちろん!あれ?今日はラジカセは?それバック・ズモフです!!
そしてaliveさんです!!
レガ軍団の映像部長といわれるとおり、名刺がわりにまず飛び出したのは反選手会・WARと書かれたDVD!!まさに問答無用の映像師。しかし話せば稲妻と毒蛇の四次元殺法が光ります。タイガーマスク、ダイナマイト・キッドの知識も圧巻です。プロレス純粋愛・・・かつてのプロレス少年が、時を超えて飛来したかのようです!!
参加者中の紅一点はプロレスとジャニーズの荒くれ2丁拳銃。しかしながらナイスなボディ・プロポーションと群を抜くファッションセンスは成熟したドロンジョ様の佇まい。ザ・フェロモン・オブ・ジャスミンの名を欲しいままにします。ああ親方ぁ!!デートしたいです!!
さあ!!七人の侍ならぬ七人のプロレスファン、集結だ!!始まるぞー!!
乾杯!!そして宴に突入しましたが、とにかく話題は連鎖的核分裂反応のように、ひとつの話題が放たれれば分裂して飛んでいくような、まさにトークのウラン235、トークの中性子爆弾状態です(なんだそりゃ?)
とにかくみんな知っているような話から、それはマニアックすぎてわからないよね?というようなプロレス話まで飛び交っては、みんながすべてカウンターし広がっていくという、日常生活ではありえない空間と化していました。
老眼、レスラーのカツラ話から、ものまねシリーズは亀熊さんの氏家リングアナからHさんの古田リングアナ、親方はハイクオリティな平野レミでレガさんは十八番の前田日明!!追悼シリーズでは古田リングアナの思い出、オットー・ワンツ追悼話からは親方はオットー・ワンツを知らなかったが被ってきた帽子がオットー・ワンツ追悼していたという奇跡を見せます。
そしてビューティーペア以前の女子プロレスの話から、親方と個人的にマミ熊野の話になり、久々に人間絞首刑をわかってくれる人に会えて歓喜したボク。あああ親方ぁ~おれのも絞首刑して~♪
と思えば、ゴッチ神話が生きるプロレスファンは技トークも忘れません。Hさんから出たチキンウイング・アームロックと腕がらみ、発祥はどちらか?から、ゴッチのチキンウイング・アームロックとテーズのダブルリスト・ロックのちがいは何かを討論会したかと思えば、西川のりおのツクツクボウシからハイスクール・ララバイに移行するという、まさにトークの電撃ストーナー状態に!!
こうして様々な話題が駆け巡る中、実はボクが最も驚いたのがaliveさんが持ってきたコブラのマスクとタイガーマスクのバスタオルでした。なにがって、とにかくすごい!!
あまりの衝撃に画像取るのを忘れてしまいましたが、まずコブラのマスクがOJISAN製・・・これはまだうなずけるんですが、そのOJISANマークがタグでなく、スタンプなんです。実はこれ、同じスタンプのあるマシンのマスクをボクも持っているのですが、自分の以外では初めて現物見たんです。聞いたところ30年以上前に買ったものと・・・ということはaliveさんは同い年なので、おそらくボクがマシンのマスクを買った時期と同じ時期に購入しているものになるんですね。
ここで気づいた点が。それはマスクのサイズでした。そう、このスタンプのOJISAN製は現在のマスクと比べるとサイズが若干小さいんです。自分のマシンのマスクも小さくて・・・で、お借りしたときコブラマスクのサイズを密かに手で測ってたんですが、どうやらこのコブラのマスクとボクのマシンのマスク、同じサイズのようなんです。コブラとマシンが同じ・・・これは、当時一般販売用としていたスタンプのOJISAN製のマスクは、同じ型紙を使っていたんではないのかと・・・思わずひとりで納得してしまった次第でした。
そして!!そうタイガーの、バスタオル!!これ!!
いやぁこれ、あれですよ。ボクも初代タイガーは詳しい方ですけど、これは今まで見たことありませんでした。当時モノで、学校の宿泊行事にも持って行っていたという宝物だそうです。もう30数年以上も大事に持っているというaliveさん。心底、恐れ入りました。
こうして宴も酣の頃、実はボクはふたつの計画を事前に練っており、この日このサミット中に実現させるべく水面下で動いていたものがありました。それはこのブログでもおなじみ
の、独断小僧さんと、レガさん、ボク共々コメントやメッセージでやり取りをしているみーさん。このおふたりに直電し、サミットに参加してもらうというものでした。そう、ザ・ベストテンでいえば中継で歌うような、あの感じです。
しかしただ参加してもらうのではなく・・・実はおふたりとも誕生日がこの9月なんです。この日の翌日が独断さん、そしてこの日の次週がみーさんの誕生日ということで・・・レガさんと計画し、みんなで電話越しにハッピーバースデーを歌って祝っちゃいましょうという壮大なプロジェクトを進めていたのです。
独断さんの方はおよそ1ヶ月前から独断さんの彼女さんに連絡し、当日すれ違わないよう情報交換をしながら進行しました。当日も、彼女さんに帰宅したのがわかったら連絡を入れてもらうようにお願いしておきました。その連絡がいよいよ来たんです。そしてレガさんに伝えました。プロジェクト、まずは第一弾を決行しますと!!
そう、同年代で同じプロレスを見てきた独断さんとレガさんが話すシーンこそボクの夢でした。独断さんに電話をし、レガさんに代わります。
「あ、はじめまして紫レガと申します・・・」
その言葉を隣で聞いた瞬間、夢は、いよいよ叶いました。そしてみんながハッピーバースデーを歌ってくれました。よかった・・・本当にうれしくて、涙がこぼれそうでした。
こうして宴は1回目を終了し、場所移動となります。映像部長の辞令により場所を移動してのDVD鑑賞会の始まりです。移動後、さっそく始まった映像内容は・・・
アドニス、オートンvs猪木、木村
スキップ・ヤングvsダイナマイト・キッド
小林邦昭vsダイナマイト・キッド
星野勘太郎vsダイナマイト・キッド
星野勘太郎vs獣神ライガー
ラッシャー木村vsアニマル浜口
ローランド・ボックvs木村健悟
と、順不同ながらこんな感じです。今、カードを見ただけで、あ、これはあのときのあれか!!と思わず食いついてしまう方も多いと思いますが、現場もまさしくそのとおりでした。
日本で初めて公開されたアドニス、オートンのあの連携に唸り、実際はキッドのダイビング・ヘッドバッドが凄すぎて、それを見るために見たのにバックボーンは黒人説が飛び出し思わず爆笑してしまったスキップ・ヤング・キッド戦。テレビで特番で見た!!キッドのインタビュー覚えてるーという小林・キッド戦に、今見るとすごく気持ちがわかるなぁと、胸に来る名勝負を再発見する形となった木村・浜口戦など・・・トークは続きながら、映像の中で技や動きがあると、ひとつひとつにみんなが反応していきました。
そして、そうかつては、こうやって各々テレビの前でやっていたんだろうな・・・そう思うとジーンと来てしまいました。
こうして盛り上がる中、プロジェクト第二弾が進行します。みーさんに直電です。
東シナ海の桃色お姫様、甦ったミンキーモモの異名をとるみーさん。プロレスファン歴はウチの三世と同じくらいなので2013年くらいからでしょうか・・・以降すい星のごとく、様々なプロレスブログのコメント欄に現れ、まさに魔法使いのようにオジサマ達のハートを鷲掴みにした(ときには逆に鷲掴みしたかった)みーさんです。
計画進行のため事前に電話番号を伺います。もちろん、こちらからお電話しようと思っていたのですが・・・メールの返事が来たかと思ったら、ほぼ同時にレガさんのスマホに、なんとみーさんから着信だ!!
かける予定がかかってきた!!思えば84年11月、川崎市体育館での猪木、藤波vsホーガン、サモアンのタッグマッチで猪木が場外でホーガンに見舞った延髄斬り。鉄柱に激突し大流血、そのままホーガンがシリーズ欠場となってしまった、あの逆・蔵前現象の再現か!!
「もしもし・・・」
おおっと!!レガさんの胸元に見えないカラータイマーが点滅!!甦ったミンキーモモのパワーの全面開放、戦いの大海原ブルーのキャンバスで、レガさん、現在のノアの箱舟となって、このピンチを脱出できるか!!
とりあえず・・・レガさんを筆頭とし、その後みんなとお電話していきました。そしてハッピーバースデーも大合唱で届けることができました。よかったぁ~。
いやぁ~しかし、ボクもみーさんとお話ししましたが、なんというかわいい声・・・ついアガってしまい、何を話したか・・・すっ飛んでしまいました。とにかく印象的だったのは、みーさんは礼儀正しい、とっても律儀な方ということでした。こちらからお電話かける予定がかけてきてくれて、しかも長々話してしまいすいませんでした。
こうして次々盛り上がりを見せていったサミットでしたが、みなさんの乗る電車の終電も近づき、宴も終わりに近づいていきます。店を後に、みんなで記念撮影をし、ひとりづつ、またやりましょう!!という約束を交わし、握手を交わしていきました。
駅を出てホテルに戻るまでの道のり・・・ふと駅を見ると時計の針が、ちょうど12時を指していました。
時間に追われながら、汗をかきながら・・・ストレスにも疲労にも負けず働いて、日々を一生懸命生きている。そんなみんなが集まって、いろんなことを忘れ、何も気にせず考えず、笑って語り合った。
そんなみんなが帰っていった時間は、シンデレラの魔法がとける時間と同じでした。そう、それは現実へと戻っていく時間だったのかもしれません。
でも、魔法がとけたあとでも、残ったガラスの靴が王子様とシンデレラを結んだかのように、この日みんなが結ばれた事実は変わらないと思いました。そう、シンデレラのストーリーは、12時を過ぎてからがメインイベントなんだと・・・
だからまた!!笑顔で会える日を楽しみにしています!!
次回は最終日です。だいぶ間が空いちゃいますが、もう少しお付き合いくださいね。