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Channel: 団塊Jrのプロレスファン列伝
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拝啓・桜梅桃李

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どうも!!流星仮面二世です!!

さあ、というわけで

「わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018」

行ってまいりました。

いやぁ~しかし、またもや観戦記を書こうとは・・・いやぁこれ、本来は今年は4月の両国は行かないでG1をちょっと前の方のいい席にしようと決めたんですよ。なのでこの両国は行く予定ではなくてですね、チケット取ってなかったんですよ。しかしなぜだか急に三世が

「やっぱりダメだ!!おれカネ(チケット代)出すから~!!んおぉ~!!」

し、しかしこれ行ったら今年入って観戦4回目だぞ・・・おれぁ20日にドラディションにバックランド観に行くんだし~。しかも22日は茨城県の大洗町に新日本来るじゃあねぇか(3月、4月と1ヶ月に1回、茨城に来るとは珍しい)いい加減カネがよぉ・・・

「大洗行かなくていいし、G1も席後ろでいいから両国お願いんぉー」

そこまで言うからには・・・まあ、イヤではないしなぁ♪

昨年、三世が夢にまで魘(うな)され、今までで一番恐怖した昨年の柴田戦から1年。さあ、今年はどうなるのか・・・

もちろん今回もテレビは見ておりません。会場で見たまま行きます!!

第1試合 20分1本勝負
チェーズ・オーエンズ、高橋裕二郎vsマット・ジャクソン、ニック・ジャクソン

さあ第1試合。と、開始寸前に三世

「ロスインゴ親子、今日見つけたらたたじゃ・・・」

ま、まだやる気か・・・しかし最近はTwitterも始めて情報量も抱負じゃないか。今日も~楽しませてくれよ~。

では改めて。ケニーが離れてからバレットクラブが内部でギクシャクしていて、ちょっと二派?までとはいきませんが、内紛状態になってるそうなんですね。そのせいかどうかボクにはわからないんですが、ヤングバックスの人気が以前よりすごいです。この流れだとこのままタッグチームとして一本立ちしていくのかもしれませんね。もしくは飯伏、ケニーとヤングバックスで新しいチームとか?それはないかもしれませんが、連携もいいし、毎試合外さないタッグチーム。今後もっと人気出そうですね。

あと、裕二郎ですね。毎回言ってしまいますがスタイルにマンネリ感が隠せません。しかしバレットクラブがこうなっていくと裕二郎のポジションもどうなんでしょうか?

裕二郎、体を見てください。なんだかんだどの大会も出てるので、ほぼ毎回見てますが体たるんでたことないですよ。いつもすごい。グッドシェイプです。コンディションもいいですよ。だからもうちょい、プロレスにちがう表現がほしいかな~なんて思いました。こんなときなんで思いきってバレットクラブ離脱、スタイルの方向転換もありかもしれませんね。


第2試合 20分1本勝負
矢野通、石井智宏vsタイチ、飯塚 高史

前回の観戦記、ボクが観に行った茨城では小さい子からも心底憎まれていたタイチですが、帰れコール以外に声援も増えましたね。良くも悪くもこの試合中に飛ぶ声はタイチがダントツ。試合のカラーも完全にタイチ、飯塚組の色になってました。新日ファンにも、ちょっと理解されてきたのかもしれません。

でも、個人的には以前のように憎まれ続けて欲しいですね。昨年、札幌でオカダが鈴木みのるとやったとき、オカダの入場のときタイチはオカダの前にサッと出ましたよね。あそこで普通やるか!?なんてわかってないヤツなんだ!!あのときみんなが素でそう思って、心から嫌いましたよね。しかし、ああいうのこそボクは大事だと思うんですよ。人間、人から嫌われるのは誰しも嫌なものですが、そこをあえて嫌われ者で行く。ボクはその方がかっこいいと思います。


第3試合 60分1本勝負 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合
田口隆祐、マイケル・エルガン、真壁刀義vsタンガ・ロア、タマ・トンガ、バッドラック・ファレ

これは試合自体がすごいおもしろいので純粋に楽しみました。そういえばファレやトンガはバレットクラブ、どうするんですかね?


第4試合 30分1本勝負 スペシャル6人タッグマッチ
デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソン、棚橋弘至vsYOSHI-HASHI、ジェイ・ホワイト、後藤 洋央紀

ジェイ・ホワイト、凱旋して3ヶ月ですが、う~ん・・・やっぱりこれってものがないような気がしますね。自分がどういうスタイルで、どういうレスラーなのか?その照準が合ってないように感じます。ジェイ・ホワイトのバックドロップ、反りも効いてて速くて、すごいいい技ですよ。使い手としたらすごい方だと思うんですよ。今のフィニッシュ、なんとかブレードですか?その技よりも「あ!!」っと思わせるものを持ってると思います。でも、乱発したり、今回だと流れもなにもなくいきなり早々から出してしまう・・・そのあたりに首をかしげます。若いし体もあっていいので、本当にもったいないと思います。インサイドワークですよね。身につけてほしいですね。

フィンレーは前にも書きましたが、風貌以外は前からなんにも変わってないんですよ。今回はUSヘビー級の前哨戦ということで、意識してやり合ってたようですが、相手もパートナーも会場も、とにかく周りが見えてなくて、向かい合ってワーってやってるだけにしか見えませんでした。う~ん、どうでしょうかね~?

それよりもジュースにチャンスあげたら?と思いますね。ジュースうまいですよ。攻撃しても受けても、単純な技でもですね、表情やアクションをそれぞれ付けて、こう周囲を自分に引きつけるんですね。そしてなにより間がうまい。なんでもないときでもパッと観客席見て視線送ったり、驚いた顔見せたりやります。でもアピールは過剰すぎない。こういう細かいところ見てるとハルク・ホーガン思い出しますね。通ずるものがあると思いました。あと、体型!!変わりましたね!!マッチョすぎでもなく、だからと言って見劣りしない。いろんな面で、ものすごい努力しているのがわかります。いいレスラーですね。


第5試合 30分1本勝負 スペシャル6人タッグマッチ
SANADA、“キング・オブ・ダークネス”EVIL、内藤哲也vsデイビーボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー、鈴木 みのる

いやぁ~やっぱり両国での内藤人気すごいですね!!入場テーマのイントロ流れただけであっという間に一体になり空気変わります。で、そこにきてSANADAも人気がすごいですね。以前よりグンと上がった感じです。試合も動きよかったですね。技量があって人気も出てくれば、年齢的にもオカダのライバルとして申し分ないと思うんですよ。一度だけのIWGP挑戦じゃなくて何度やってもいいと思うし、同じチーム内でも内藤、EVILとやってもいいと思いますね。もっとプッシュされていっていいと思いました。

デイビーボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャーは、今日の6人タッグ、鈴木がメインだったからか正直ドームのときよりおとなしめかな?と感じました。しかし見せ場はキッチリ決めるし、リングサイドの小さい子を泣かしたりしていい味出してました。今の新日本にない"毒"を持っているふたり。今後もタッグ、シングルに限らず、撒き散らしてほしいです。しかしスミスのコスチューム、いつ見てもじわ~っと来るなぁ~。


第6試合 60分1本勝負 IWGPジュニアタッグ選手権試合 3WAYマッチ
SHO、YOHvsエル・デスペラード、金丸義信vs高橋ヒロム、BUSHI

これはですね、3WAYマッチ、いよいよ落日に近づいたのではないかというような、ファンの反応を見ましたね。試合、入場こそ盛り上がりましたよ。中でも高橋ヒロムは人気は高くて、一番盛り上がりました。しかし試合単体だと、この日に一番盛り上がりに欠けたのは申し訳ないですがこの試合だったと感じました。みんな試合を観ているというよりは観らされてる感じ、でしたね。もう3WAYマッチ、やらなくていいんじゃないですかね?


第7試合 60分1本勝負 IWGPジュニアヘビー級選手権試合
ウィル・オスプレイvsマーティー・スカル

いやぁ~IWGPジュニアも第80代まで来てるんですね。すごいですね。試合は、マーティー・スカルという選手ですね、これまでしみじみシングル見たことなかったんですが、開始から中盤くらいまでですかね、小さなパンチや小技だけで試合を組み立てていってたんですね。これはすごいと思いました。正直この選手のやる指への攻撃やパフォーマンスが好きになれず、今日も観る前までは、あんまりなぁ~って思ってたんですが、ちょっと見直しました。しかし会場、ファンがですね、なんかある度にホーホーホーホーうるさくて参りました。近くにもホーホーがいましてね、用もないのにホーホーホーホーうっさいんですよ。あれされると試合が観づらいしイラッとしますね。困ったもんです。

オスプレイは、なんだか今回はこれまでになく動きが危なかったと思いました。序盤、サスケ・スペシャルみたいなのやったのですが、リングの踏み切り位置、ちょっと遠かったんじゃないでしょうか?相手に当たるとき頭がエプロンに近かったように見えたんですよ。ヒヤッとしましたね。で、あとエプロンから相手と一緒に回る技、技の名前わからないんですが、やったときオスプレイの頭がエプロンに当たりましたよね?あの瞬間、やっちゃった!!とドキッとしました。首がいったように見えたんですよ。しかし流血だけで済んだようで、不幸中の幸いでした。ちょっと、う~ん・・・考えさせられるものありましたね。プロレスでは、今回はスカルの方が一枚上だったかなと思いました。


第8試合 30分1本勝負 スペシャルタッグマッチ
飯伏幸太、ケニー・オメガvsハングマン・ペイジ、Cody

飯伏、ケニー組は技や連携もさることながら80年代にアメリカでタッグ屋が流行ったときのノリみたいでしたね。ふたりともすごく戦いを楽しんでいるように見えました。タッグを組むまでの過程と組んでからのこのふたりの戦い、これが現在の新日本プロレスの象徴的シーンのひとつ、なんでしょうね。

そしてコーディは初登場時より日本のファンのツボ、反応を来日の度に見て理解してきているように見えました。日本ではこうすればいい、こういうのがいいというのがわかってて、戦い方にアレンジを入れてるんですね。かつてはなかったこのブーイングの音量がそれを物語ってると思います。昔の海外のリングみたいですよ。これだけ手玉に取っちゃうの、さすがとしか言えません。試合中、おそらくケニーのキックで目尻を切ったんですね。コーディ流血してしまいました。ケガは心配ですが、ヒールの流血、久々に見てグッときました。流血も似合います。本当にいいレスラーだなぁ。今、最も爽やかなレスラーと最高のヒールレスラーのコントラストがよかった試合でした。


第9試合 60分1本勝負 IWGPヘビー級選手権試合
オカダ・カズチカvsザック・セイバーJr.

さあメインです。今回はオカダにザックの関節技というのがテーマの一戦となりました。序盤は探り合いからレスリング的な動きが見られます。こういう体勢からも激しい展開からも関節技に持っていく。現在、ザックはそのあたりが評価されているようです。

昨年の柴田戦では夢にも見て、会場へ向かう道中も言葉少な。試合中は顔色もちがった三世でしたが、今回はそこまでではないようです。しかしザックが技に入る度

「オカダぁー!!」

の声を発します。内藤、飯伏、SANADA、棚橋とすべて破ってきたザックに、やはりヒヤヒヤ感が拭えないか・・・

ザックは今の新日本のトップらを倒しここに来ました。今年からTwitterを始めた三世は、ニュージャパンカップ後は他の新日ファンやオカダファンとザック戦についていろいろやっていました。その上で、関節もオーソドックスなものはまだしも、コブラクラッチやツームストーンやレインメーカーは特に関節に返されやすい技だし、丸め込みのフォール技がこわいと危惧していました。ファンの多くも、そういった意見が多かったようです。下馬評ではオカダ勝利が圧倒的のようでしたが、それでもザックに"もしかして"があるのでは・・・という予想のようでした。

ザックの関節技・・・今回は三世、そのピンチに人生初のオカダ・コール起しまで飛び出しましたが、しかしボクは試合前のおおかたの予想から三世や会場のファンの反応とは真逆に終始オカダの横綱相撲だったかなぁと感じました。ザックのプロレスを引き出しておいて、最後持っていったような、王者のプロレスに見えました。それに、関節技こそ使わなかったものの、序盤のグランドなどの体捌きやポジショニングはオカダの方がうまかったし、加えてパワーですね。やっぱり大きかったですよ。こういう一見気づかないとこに差があって、それがオカダを余裕に見せていた、そんな感じでした。

しかし試合後、外道のマイク、レインメーカーが強すぎて相手がいなくなっちまった。阻止したいやつがいるか?は、悔しい言葉でした。ボクは思わず叫びそうになりました。そう確かにオカダはやるレスラーです。でもまだ、日本にひとりだけ戦える男がいるんだと・・・その瞬間

「お父さん、また鈴木秀樹って言うんでしょ」

という三世。ぬぬぬ図星・・・しかしな、もう彼しかいないんだよ!!頼む!!

しかし出てきたのは棚橋でした。会場は大声援でしたが、ボクと三世は棚橋アンチなのであまり盛り上がれませんでした。そんな中、三世の重い一言が。

「だいたいニュージャパンカップ2位が、なんで毎回挑戦できんの?おかしいよね?」

ごもっとも。昨年のファレといい、これでは優勝者に与えられる権利の意味がない。毎回、両国がどんたくのフリじゃないか。

「まったくだ。だからここは他団体からね、やっぱり・・・」

「鈴木秀樹は来ないよ」

「いや、じゃあ、あの」

「諏訪魔もジョー・ドーリングもないよ」

「じょ、お、おれはジョー・ドーリングなんて言ってねぇぞ」

「やっぱり飯伏がいいなぁ。あとはWWEいた選手とか、誰かいないかなぁ?」

結局、こんな話を続けながらオカダのマイクを見届け、両国をあとにしました。

桜梅桃李(おうばいとうり)とは桜は桜らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、梨は梨らしく、それぞれがそれぞれの花を咲かせ、そして実をつけること・・・同じように人間も、人それぞれの持ち味を花として咲かせ、活かして生きなさいという生き方を解いた教えです。

空中戦、関節技、パワー・・・プロレスにもそれぞれの花があり実があります。ファンにも、プロレスに対するいろいろな花があり、いろいろな実があります。ボクのように古いファン、三世のような新しいファン。今日、両国には、いろんな花が咲いていました。桜は散れど、プロレスが続く限り散ることはない花・・・今日も楽しくプロレスを見れたことに感謝します。

ありがとうございました。


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