どうも!!流星仮面二世です!!
今日はですね、
「DRADITION 2018 BACK TO THE NEW YORK TOUR 4.20後楽園ホール」
観てきましたんでその模様をお送りします。
さあ、ドラディションです!!今日はボブ・バックランドですよ!!すごい!!チケット買ってから当日までにこんなに待ち遠しくワクワクしてたのは久しぶりです。今日は燃えますよー!!
ということで来ました水道橋。久しぶりのひとり観戦です。開場は18時からなのですが、もちろん早めに後楽園ホールに到着です。すると、んん!?もうホールの前に人がたくさん・・・しかも女性ばかりです。
これは・・・!?
よく見ればキレイな人やかわいい人。普通の人に、グレート・コキーナみたいな人までとにかく幅か広い。しかも若い子からいいトシまで年齢層も幅広く、そのファッションも多種多様です。おおお~バックランドって、こんなに人気すごかったのか!!
でも、なんだか様子が変だな?と人の群れを追っていくと・・・
ん~!?
な、き、今日は東京ドームでKAT-TUNのライブだってぇー!!
そうか、これはKAT-TUNのファンが、ここまで流れ込んでいたのか・・・こいつは予想外。帰りはとんでもない混雑になりそうだぁ。
こうして後楽園ホール前でKAT-TUNファンの流れを見ていると、マスクの上からマスクをしている巨大な男が!!これは!!
ザ・コブラ!!
おおお!!突然のコブラ登場にびっくりです。しかしながらあまりに変貌してしまっていたその姿に我が目を疑ってしまいました。本当にこれはあのザ・コブラなんだろうか!?
84年、初めて生観戦に行ったサマーファイトシリーズで、近寄っていったボクに一旦足を止め触れてくれたあのコブラなのか!?初恋は思い出のままがいいというが、これも同じ意味合いなのか・・・
とはいえ、会場前では近づくファンひとりひとりに対し丁寧に接する優しさを見ると、やっぱりコブラだ。久しぶりのアストロノーズ殺法、楽しみです。
その後、レスラーは見られず、かわりにKAT-TUNファンに混じり、後楽園ホール前にはいいトシの男達が集まりだしてきました。そんな中を白髪の男性がひとりでひょこひょこと歩いてくるのが見えました。あれはき、北沢幹之さんじゃないかー!!
夢中で駆け寄り
「こんにちあぁのー、あ、握手していただけますか・・・」
と興奮気味に言ってしまいます。しかしこんなアホにも優しい北沢さんは
「え、ああ!はいどーも」
と、にこやかに握手してくれました。ああーすごい!!これがカール・ゴッチ、ヴォルク・ハンにも関節を極めさせなかった人の手か・・・ぬぉぉ感無量。本当は一緒に写真撮りたかったんですが、中に入るようだったのでここはお見送りです。
その後、ファンもだんだんと増えていくと関係者も重鎮が姿を見せ始めます。
新間さんも登場です
そして開場も近づくと、なんと再び北沢さんが!!中が暑かったからか?外に出て向かいの販売機脇に腰かけ休んでいました。これはチャンス!!またもや駆け寄ります。
「おやすみのところすいません・・・あの~お写真一緒に撮らせていただいてもよろしいですか?」
「あー、はい、いいですよ」
しかし今日はボクひとり。誰に撮ってもらおうか・・・と、ここで近くにいたKAT-TUNファンの方に撮影お願いしちゃいました。スマホを渡し、一緒に並ぶボクと北沢さん。しかし、北沢さんはなかなかスマホの方を見ず、しみじみボクを見ています。あれ、やっぱり失礼だったかな・・・すると
「いやぁ~君、大きいね~。ボクより遥かに大きいなぁ。ははは」
「あはははいぃ~!!」
北沢さんからの話しかけ!!おおお・・・予想外のことに舞い上がって変な返事してしまった・・・
しかし終始優しい対応、うれしかったです。ありがとうございました。そして撮影してくれたKAT-TUNファンの方、ありがとう~!!グレート・コキーナなんて言って本当にすいませんでした・・・
こうして中に入り、ごった返す入り口に立ちます。そして会場内を見渡します。いやぁ~来しファンは、ボクと同年代か年上のおっさんがほとんどですね。女性ファンも、いい歳の方です。天龍の引退試合思い出します。
そしてここで、限定50名のバックランドのサイン会が行われるアナウンスです。もちろん行きます。順番、なんとかギリギリで整理券を手にでき、列に並んで待ちます。しかし列が後ろの方、ホール内のサイドの階段からさらに奥に並ばされる始末。これじゃバックランド来るのわからないなぁ・・・と、仕方なく待ちます。やがて、しばらくするとちょっと列が動き出しました。始まったか!!とドキドキしていると・・・
「ウォウ!!◎●&%#@△♪×¥!!」
という声が!!バックランドの声です!!姿は見えませんが、何か大声で叫んでいるのがわかります。しかし一体何を叫んでいるんでしょうか・・・
やがて列も空いてくると、小豆色のジャンパーに身を包み黙々とサインを書くバックランドがとうとう見えました!!
いたー!!
しかし突如、ここでまた
「ウォーウ!!!◎●&%#@△♪×¥!!!」
と、立ちあがり叫びます。本来、このサイン会は撮影禁止なのですが、周囲があまりに撮影するんで、それに対して吠えていたようなのです。しかし、これはもちろんバックランドのファンサービス。周囲は大喜びです。
やがてボクの番が来ました。ひたすら、黙々とサインを書くバックランド。すげぇ・・・目の前に子供の頃テレビで見てたレスラーがいる・・・それは久々の感覚でした。やがて上も向かず、書き終わったポートレイトを渡します。目を合わせることも握手することもありません。書いては渡す・・・そうなんだなぁ・・・
バックランドがグリーンボーイの頃、初めてタイトルを手にしたとき、先輩レスラーに「このベルトを取ったら常にベルトを腰に巻いてなくてはダメなんだ。プライベートでもな」と言われ、それを冗談と取らず真剣に聞き、レストランに私服の上からベルトを巻いた格好で現れたというお話を昔本で読んだことがあります。まじめでまっすぐで純粋・・・バックランドのサイン会でのその姿に、ふとそんなことを思いました。
では試合です。
第1試合 20分1本勝負
三州ツバ吉、スーパー・タイガーvs蓮見隆太、倉島信行
さてオープニングマッチです。ここは選手の方を紹介しながらいきましょう。
まず三州ツバ吉選手です。この選手は格闘技、武道にかなり精通した経歴の持ち主で、柔道、柔術、極真、キックの経験者なんだそうです。で、極真は鉄人といわれた市村直樹に師事。そしてキックはなんと藤原敏男の門下なんですね。他にも佐山聡や小川直也らと交流があり、指導も受けているという、いやぁ~すごい方なんですね。
そしてタッグ・パートナーのスーパー・タイガーです。リアルジャパンプロレスで昔見たんですが、そのスーパー・タイガーと同一人物のようです。パンフレットには佐山の一番弟子とあります。言ってみれば2代目スーパー・タイガーと言ったところですが、ボクはリアルジャパンで見たときはちょっと・・・という感じでしたが、今回はどうでしょうか?
対戦相手の蓮見隆太はUWFスネーク・ピット・ジャパンからの出場です。彼はバックボーンは一切なくUWFスネーク・ピット・ジャパンで培ったキャチ・アズ・キャッチ・キャンのみという生粋なプロレスラーなんですね。今年、2018年の1月3日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた格闘技イベントの巌流島では極真空手の岩崎徳正、あの数見肇の門弟ですね。と対戦しまして、判定で破れたものの自身の技術で真向挑んだという見所ある選手であります。
タッグパートナーの倉島信行は73年の早生まれ、ということはまったく持ってボクと同年代ですね。で、バックボーンが柔道なんですが、なんと国士舘大学柔道部出身ですよ。ボクらと同年代の国士舘ですからね、これは強いですよ~!!で、大学卒業後、練習生として藤波辰爾に師事を受け、96年デビューと、いうことです。
まず試合、思ったのはグランドがすごいですね。特にスーパー・タイガー以外の3人は、腕や足を取る、これももちろんですがそこにいくまでの動きですね。単に相手に乗るにしても、相手がこっちに重心掛けたからこう動く、じゃあこっちにする、という、そういう攻防が自然に出来ていて、このレベルが高いですね。相当スパーやってるんだと思います。
立っては打撃、これすごいですね。やはりツバ吉選手は目を見張るものがあります。張り手にキック、一発一発がとにかくすごい。どっかの団体のエルボーみたいな流しなんかじゃないですよ。特にキックは胸蹴るにしても胸と首の間のところ、効くとこですね。首ギリギリを強烈に行くんですね。
で、そういう技術に加えプロレスのエッセンスを出していたのが倉島という選手でした。寝技、立っては受け、そして自身が得意な柔道の技をうまくプロレス風に取り入れて試合をしていました。昔、新日本には必ずいた前座のベテラン・レスラーを見ているような気持ちになりました。オープニングマッチとしてベストだったと思います。
第2試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
LEONAvs吉田充宏vs藤原ライオン
さあここも選手を紹介しながらいきましょう。
まずLEONAは、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。そう藤波の息子さんですね。2013年末にデビューしてプロレスラーとしてやっているということなんですね。顔は目は奥さん、鼻は藤波似という感じですね。どんなファイトを見せるか楽しみです。
吉田充宏は、なんと茨城県のつくばみらい市出身ということなんですね。で、2011年に茨城で"ごじゃっぺプロレス"を発足して同年3月に旗揚げ戦を行い2014年にGJPプロレスリングに名前を変えて現在に至ると、いうことなんですね。いやぁ~これ、ボク茨城に住んでいながらまったく知りませんでした。すいませんでした・・・
藤原ライオンはオーストラリア出身で2013年初めにデビューということです。キックや合気道の経験があり、リングネームの由来は2013年10月に藤原喜明と対戦後に、なにか藤原に共感というか、あったんですかね。ご本人の了承を経て藤原を名乗ったという経緯のようです。
さて試合です。LEONAはキャリアは浅いですが、見ていると、あ、おっ、っと思うような動作をふとすることがありました。このあたりは父親譲りの他にセンスなんだな~と思いました。プロレスに関しては、あとは経験なのかなと・・・そんな気はしました。しかし、あまりにも小柄ですね。これが今後のプロレス人生でどう出るかがちょっと気になりました。
藤原ライオンは、本当に今どきの選手ですね~。技の出し方や間や客の煽り方が今どきですね。今の新日本にいそうです。しかし藤原が吉田と共闘しLEONAとやりあったり出し抜いたりと、これまで見た3WAYみたいな代わる代わる大技の出し合いという感じでなく、駆け引き重視だったのですごくわかりやすい試合でした。
第3試合 30分1本勝負
佐野巧真、長井満也vs潮崎豪、HAYATA
さあ、全員知ってるレスラー出てまいりました!!
まずは天翔るチーター佐野ですが、名前が変わってて顔があまりに変わりすぎてて、思わず隣の人に「これ佐野って佐野直喜ですよね!?」と聞いてしまいました。体はそんな気にならないんですが、顔すごく膨らみましたよね?これ甲状腺とかの病気とかじゃないんですかね?ちょっと気になっちゃいました。最近はフットスタンプが得意なんでしょうか?多様していました。ソバットの他、以前ほどの空中技は出しませんが、やっぱり佐野がトップロープへ上がると、おお!!ってなりますね。
長井は、ボクは実は長井はリングス以来、リング上でプロレスやってるところしみじみ見たのは初めてなんですよ。魔界5号の頃とか空白でわからないんですね。なので長井のプロレスってすごい興味ありましたが、いやぁ~プロレスは最高におもしろいですね。キックや関節はもうあまり使わず、ヒールのようでチョーク他、反則攻撃を駆使して攻めるんですね。乱闘なんかもいいですね~。しかし場外乱闘で潮崎に放ったミドルキックを見たときは、あ~長井だなぁと、思いました。態勢だけですがキャプチュード入ったときは、思わず前のめりになりました。長井よかったぁ~。
潮崎は、いつも言っちゃいますがやっぱりチョップがすごい!!本当にね、会場の空気が揺れるんですよ。とにかく流さない。試合のいつに使っても全開、一発一発が"チョップ"なんです。チョップで金の取れるレスラーですよ。存在感もありますからNOHAまた盛り上がるといいなぁ~。
第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
ヒロ斉藤、ザ・コブラvsKENSO、ブラック・タイガー
いやぁ~、いやぁこれ、最近自分のブログでIWGP&WWFチャンピオンシリーズの話書いてて、ヒロ斎藤とコブラのジュニアのタイトル戦なんてね、やってましたけどね~そのふたりがタッグ組んで試合ですよ。不思議な感じしますね~。
さて注目のコブラは、誰しもが大丈夫なのか!?どんな動きするのか!?釘付けになりましたが、試合登場早々、機敏にタイガーローリングを見せ場内をどよめかせます。しかし息切れが早く攻撃に波がありますね。ちょっと動くとあとが続きません。しかし、中盤にタッチのあとフライング・ニールキック、ドロップキックと連続でくり出し、KENSO、ブラック・タイガーを場外へ蹴散らすとスペース・フライング・タイガー・アタックの構えに!!さすがに飛びませんでしたがこの日、最も盛り上がりました。選手コールでは110キロとなってましたがどう見ても140キロくらいはあるコブラ。しかしこの年齢、今年の6月で還暦なんですよ。そこにきてこの体重で、瞬間的ではありますが、これだけ動けるんですよね。今からでもシェイプすればすごいことになると思いますよ。もう一度、謎のアストロノーズを!!
斎藤はいつだか新日本の1.4ニュージャパンランボーで見ましたが、今56歳なんですね。今日はコブラがコーナーにいる時間が長かった分、リングインが長く大変でしたが動きがよく、セントーンは健在でした。最後はコーナーからダイビング・セントーンを見せ勝利。本当にいいものを見せてもらいました。
第5試合 セミファイナル45分1本勝負
藤原喜明vs越中詩郎
これは越中、とにかく人気すごいですね!!入場テーマ曲と同時に大・越中コールです!!この盛り上がりは平成維新軍のときのままですね。すごい!!加えて、動きがいいですね。で、その動きにお客さんも隈無く反応します。まったく昔の会場のままですね~。ヒップアタック健在だし、なによりプロレスうまいですよ。さすがです。
藤原は体つき大分変わりましたが、なんていうんですかね?歳を重ねた分、妖気というんですかね?こう怪しく恐い光をうっすら~っと出してる感じがあってよかったですね。この日はコーナーで鉄柱攻撃され平然とするムーブも出ましたがこれで流血し、これがまたファンの心を揺さぶりました。しかしボクはなんと言っても脇固めですね~。入り方、体重の乗せ方、極め方、そして表情・・・これですよ。ボクがプロレスで見てきた関節技ってこれなんですよ。最後は両者暴走で反則絡みになってしまいましたが、それもまたよかったです。
メインイベント 6人タッグ 60分1本勝負
藤波辰爾、長州力、ボブ・バックランドvs新崎人生、TAJIRI、KAZMA SAKAMOTO
さあ、いよいよメインです!!この日はWWFのタイトルにゆかりのあるレスラー組と日本人でWWF、WWEで活躍したレスラー組、という対戦図式です。
メインはひとりずつ入場となります。まず、びっくりしたのが新崎人生ですね!!体、すごい!!変わってないどころか昔よりすごくなってますよ!!相当節制、トレーニングしてるんでしょうね~。
レジェンドは、まずは藤波です。ドラゴン・スープレックスのテーマで入場です。この時点でボクもう涙目ですよ。そして長州です。大コールです!!最近はテレビ出てて、すっかり和かなイメージの長州ですが、プロレスでのカリスマはまだ生きてます。やっぱりオーラがちがうなと感じました。
そしてついに後楽園ホールに、バックランドストレートが流れます!!ボブ・バックランドです!!サイン会と同じジャンパーにブルーのショートタイツ、まさしくMSGの帝王当時のままです。試合も期待大です!!
試合は、バックランドが先発で登場、人生とやりあいます。が、バックランド、すごいですね。あれですね、人間って年齢行くとまず来るのが足なんですよ。昔スポーツやってた人は特にですね、そのスポーツやると体はその場その場で反応はするんですが、ブランクあったりすると足がついてこないんですよ。上がらなかったり前に出ないで一瞬止まってしまったりと、いろんな動きの中で足が出なくなってしまうんですね。しかしバックランドは立っての動きでもグランドでも、この足がよく動いてました。いやぁ~これは驚きましたね。確かに歳は取りましたが、まったく68歳ではないですね。50歳くらいの動きですよ。向かってくる相手の片足を連続ですくい倒す動きも見せ、技の節々ではウォウ、ウォウ、ウォウ、ウォウ!!も出ました。最後は得意技、全盛時代とまったく変わらないフォームでのアトミック・ドロップから必殺チキンウイング・フェースロックで勝利しました。バックランド、すごすぎました!!
試合のあとは藤波の挨拶があり、そして18日に亡くなったブルーノ・サンマルチノの追悼の10カウントがありました。かつてバックランドを弟のように可愛がっていたというサンマルチノ。その死期は、奇しくもバックランドが久々のリング上でのファイトの時でした。何か・・・因果を感じずにはいられませんでした。バックランドにしたら、忘れられない日本遠征になったことと思います。
今回は、会場は試合の度、技への反応、選手への声援が引っ切りなしに、ずーっと飛んでいました。そして選手へのキツい野次に、その野次への野次も飛んでいました。それは、とにかく第1試合から、今のファンが聞いたならTwitterあたりでマナー云々の騒ぎになるような空間でした。
でも、この日に会場に来ていたファンに関しては、そんなこと話題にするようなことは一切ありません。藤波が長州がバックランドがリングで戦い、ファンが感情をむき出しにする・・・懐かしい、ただ懐かしい空間でした。そう、こうやって、いいことにはいい声援が飛んで、つまらなかったりダメなときはそれを言っていたんでした。気持ちを出して、プロレスラーのプロレスを見る・・・これがボクの育ったプロレスでした。
今日来たファン達はおっさん、おばさんばかり。それは、遠い日の花火をまた見たいから・・・だったのかもしれません。しかし花火は、プロレスがあるかぎり何度でも上がります。リングに上がります。
BACK TO THE NEW YORK ・・・戻ったのは自分の心もでした。本当に楽しい1日でした。ありがとうバックランド、ありがとうプロレス!!
最後までありがとうございました。