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Channel: 団塊Jrのプロレスファン列伝
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受け継がれし王者の魂

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どうも!!流星仮面二世です!!

さあ、というわけでございまして今回は1月5日に行ってきました、昨年12月29日から本年1月7日まで東京都渋谷区にあります東急百貨店本店3階イベントサロンにて行われました

「ジャイアント馬場 20thメモリアル ~ジャイアント馬場展~」

行ってきましたので、その模様をお送りします。

行きましたのは前日に東京ドームでもプロレス観戦しました、幼馴染の流星仮面2号と小学2年生ながらプロレスに目覚めた双子のご子息です。で、これ、この双子ちゃん。男の子なんですが、お名前の頭文字を取りまして、ここではM・Tマシーンズと呼ばせていただきましょうか。ね~。

ところで、小学生でプロレスに目覚める・・・これ、みなさん話的に最近の新日本プロレスに目覚めたと思うでしょ~。ところがどっこいなんですよ。

それはお正月の電話での話。毎年2号と一緒に行ってるので、明日のドームどうする?って話をしたところ、今回は泊まりながら息子らと行くんで・・・とのこと。おお、東京ドームで生観戦デビューかぁ。ウチの三世も東京ドームがデビューだったもんなぁ。まあ今の新日本はおもしろいから、お子さんらも・・・なんて話すと、ちがうんだよ~と。

2号「食事にチーズが出てきたら「あ、ルー・チーズ!!」と絶叫するんだよ。それに同級生にいる外国人の子に「○○くん、ボブ・バックランドに似てるね」なんて言う始末でね~」

る、ルー・チーズ!?バックランド!?一体何を言ってるんだぁ!?と詳しく聞くと・・・な、しょ、小学2年生にしてオールド・プロレスにハマっただとぉー!!

その知識たるや、近年のプロレスはもちろん、原点は力道山、木村vsシャープ兄弟にまで至るらしい。そ、そういや・・・このM・Tマシーンズは仮面ライダー、最初は平成版を好きで見てたんだけど、途中から

「昭和のはホントに爆発したり蹴ったりしてるから本物なんだよ。平成のはCGばっかりだからおもしろくない」

と、昭和ライダーしか見なくなってしまった過去があったっけ。あのポテンシャルがプロレスにスイッチしたか・・・こいつは2号を司令塔に戦う金太郎飴軍団、恐怖の顔面ペアルックの復活だ!!

で、そんな2号一家が4日はドーム、翌日5日にはジャイアント馬場展に行くという・・・実はボクもこの日に行く予定だったので、ならば一緒にということになったわけなんですね。

当日、水道橋で待ち合わせです。2号とは魚釣りなどをよく一緒にするのでM・Tマシーンズも馴染みですが、プロレスファンになってからは初めて会います。さあ、この流星仮面二世を相手に、どこまでついてこれるかな~?と顔を会わせた瞬間、あいさつもそこそこに、おーっとM・Tマシーンズ、早くもコンコルド逆噴射だ!!

「力道山は相撲だったんだよ!!」

「猪木は陸上だよ!!」

「馬場は野球選手だったんだよ!!」

「でもお風呂で転んだんだよ!!」

「それでプロレス行ったんだよ!!」

烈火のごとく、代わる代わる話すマシーンズ。まさに意思を持った万華鏡か、はたまた殺戮の音声多重放送か!?この他にも、まぁ話すわ話すわ・・・キムラロックから棚橋のポーズが仮面ライダーカブトというのまで。しかも駅の階段の手すりを見れば、ここでドラゴン・リングインしてもいい?なんて言い出す始末・・・その様はとても小学2年生のレベルとは思えない知識です。驚いていると、そこで2号がボソッと呟きます。

2号「まだファン暦、4ヶ月くらいなんだよ」

ふ、ふぉーまんすーぅ!!

2号もそうでしたが、双子ちゃんら本を読むの好きらしく、プロレス何十年史なんていう厚い本を覚えては、ふたりで競うように話ながら知識上げてく感じなんだとか・・・いいじゃないそれ~。こいつは今日は楽しめそうだ。

と、いうわけで。渋谷です。

来たぞ~

いやぁ~こうして渋谷を歩くのは22、3年ぶりくらいですかね~?レッスル渋谷店に来た以来ですね。本当に久々です。

で、目指すは東急です。土地勘ないんで半信半疑にトコトコと歩いていくと、あったー!!

うぉぉー!!

って、すでに馬場さんがいるじゃないですか!!

ゴゴゴゴゴ・・・

さらに入り口に向かうと、床にも!!

おおお~

柱にも~!!

おおおおおお~

正直、もう少し小ぢんまりとやっているのかなと思ってましたが、こんなに大きく出てるとは、これは驚きました。すごいですね~。ぶっちゃけ、おれ昨日のドームよりワクワクしてるんだけど・・・と2号に言うと、いやぁ~実はおれも今日の方が、と・・・やはり、そうだよなぁ。

こうしてテンション上昇、いざ3Fへ。そして見えた入り口です!!

来たぁ~

「いる~!!」

とマシーンズはさっそく正面に見える馬場さん等身大フィギュアスーツバージョンへと先陣を切りますが、この入り口の両サイドには洗礼とばかり全日本プロレスのシリーズポスターが。ボクと2号は、これ全日本プロレス旗揚げシリーズのポスターだぜ!!こっちは創立1周年のポスター、鶴田、本名だ!!マスカラスvsデストロイヤー、覆面世界一だな!!第8回チャンピオンカーニバル、九電記念体育館って、あったなー!!と、しょっぱなから夢中、スイッチオンです。ここでこの興奮度・・・中に入ったらどうなっちまうんだ!?と、中に入ると、な、なんて素晴らしい空間なんだここはー!!

まずガウンと馬場さんのシューズっ!!

こ、これはぁ・・・

これ、入り口の柱の画像と同じガウンですし晩年着てたイメージありますけど、実はオールスター戦でも着たやつなんですよ~。

いいなぁ~

シューズも、これで16文やってたと思うとテンション上がりました。しかし並びにはさらにテンションを上げるものが連なります。ベルトですよ~。

まずはPWFです。

すごい~

PWF、パシフィック・レスリング・フェデレーション認定ヘビー級タイトルですね。馬場さんが初代王者時代には連続防衛38回という日本のプロレス史では最多となる記録もある、まさに馬場さんの代名詞です。で、ちょっと気になったのはベルト、皮部やプレート部が、やけに新しいんですよ。これはボクらの見てた全日時代や三冠ヘビー級時代に使われていたものとちがうものなんじゃないかなぁ・・・

ちなみにこれが三冠時代のです

なんかこうね、ちがいますよね?だから展示してあったのは、多分こっちじゃないのかなぁ~?

これ

似てますよね?

おそらく初期、70年代までのではないかなと思うんですが・・・これを探究してしまうとブログ終わらなくなるんでやめときますが、PWFもテーズベルトみたいに謎があるのかもしれないですね。

そして次、インターナショナル・ヘビー級です!!

おー!!

いやぁ~日本の至宝、初めて間近で見ました。これはオーラがちがうなぁ~。あれですね、日本には九十九神(つくもがみ)なんて古い言葉がありまして、これは100年経つと物には神や聖霊が宿るなんていうやつなんですが、こうしてインターヘビー、ずっと眺めていると不思議とですね、かつてこのベルトを巡って行われた戦いのイメージがスーッと伝わってきましてですね、まさに魂が宿っている、そういうもの感じましまね。この日、いろいろなものがありましたが一番長い時間見たのが実はこれでした。

ベルト、最後はこちらです。


UNヘビー級です

ユナイテッド・ナショナル・ヘビー級は馬場さんは腰に巻いていませんが、日本プロレス時代から強豪が手にし、全日本プロレスでも鶴田から天龍、三冠と時代を生きた、歴史的にはインターヘビーにも引けをとらないベルトでした。独創的なデザイン、いいですね~。

さて、お次は馬場さんの等身大フィギュアです。まあ見てくださいよこれ。


これですよ

ボクは180センチあるんですが、これだけちがうんですね~。尺度で言えばジョー樋口さんが178センチの98キロだったそうなんで、ほぼボクと一緒だったわけですよ。今、馬場、鶴田vsハンセン、ブロディって対戦の映像なんか見るとジョー樋口さんが小さく見えます。レスラーはデカいんだ!!改めてレスラーのなんたるかを教わった気がしました。

お次はトロフィーです。まずはワールドリーグ戦の優勝トロフィー、なんですが・・・全体を撮影したつもりが不覚にもしてませんでした。


ここだけしか撮ってなかったとは・・・

実際のは、こんな形です。

向かって右のトロフィーです

トロフィーには参加者と優勝者の名前が刻まれています。どうもそこに夢中になってしまい撮り忘れてしまったようで・・・申し訳ありませんでした。

さて、お次は馬場さんの3000試合連続出場を記念して東京スポーツ新聞社より贈呈されましたトロフィーです。

カッコいいなぁ~

バーン・ガニア戦でしたね

これは記念のものなので、優勝トロフィーのように人目に触れることはなかったものなので貴重でしたね。

トロフィー、最後は日本テレビ杯のトロフィーです。

これです

これは日本プロレスから全日本プロレスと、長きに渡り活躍したトロフィーでした。ただ土台の天使の飾りですが、ここは初期はなかったり、全日本時代にはちがう飾りだったりと、変化があった箇所と思われます。


日本プロレス時代は飾りなしだったようです

これも追究するとまた終わらなくなるんでやりませんが、調べたらいろいろありそうで夢が広がりますね。

他にも馬場さんが使っていたプッシュアップ台に馬場さんの趣味の油絵、夫婦で使っていたボウリングのマイボールなど、こんなのが見れるとは!!という気持ちの連続でした。

そんな大人が夢中になる中、マシーンズは小さな足で会場を歩き、小さな目で馬場さん所縁の品々を見ては、これ○○ってレスラーだよ!!こっちもすごいよ!!と、本でしか見たことのない時代のプロレスを目の当たりにし、興奮もひとしおでした。

そして、そんなマシーンズが最後に行ったのが「ハズレなしガラポン」でした。特賞はなんとジャイアント馬場没20年追善興行のアリーナA席ペアチケット。他にも馬場さんのスタチュー人形、馬場さんのメモリアルカードコレクション、なんと209センチある馬場さん等身大タオルなどが当たるなかなかのくじ引きです。

マシーンズは参加賞のキーホルダーと5等のフィギアうちわをゲットしました。フィギュアうちわかぁ~。ど~れおじちゃんにも見せてごらん。おーこれは持つところがフィギュアになってるうちわなんだ。太陽ケア、川田・・・?は、ハンセン!?参加賞のキーホルダーはジョニー・エース!?なんで馬場展で今やWWEのお偉いさんのキーホルダーが!?

いやちょ、ちょっと待って・・・よく見りゃこれ、当時の全日本プロレスで販売していたものばかりだぞ!!スタチューもタオルも、これは今はなきジャイアント・サービスの・・・こ、こいつは蔵出し品じゃないか!!

こうしちゃおれん!!おれもやる!!

こうしてガチャを2回しますが残念ながら参加賞のみですという担当さん。前にならぶ、お好きなキーホルダーをお選びくださいと・・・じゃあ、これとこれを、と選んだのが

オブライトのと・・・

ハンセンのキーホルダー

うむむ、すごい・・・オブライトもすごいがハンセンのって引退のときのやつじゃないか?これ今、手に入らないですよ。これが参加賞とは恐れ入ったぁ~。最後の最後に馬場さんのプロレスに、やられたって感じだなぁ・・・

平成が終わりを告げる本年。この時代の節目に40年来の親友と、ウチの三世よりもさらに新しい世代の子供たちと行ったジャイアント馬場展。本当に不思議な縁を感じずにはいられませんでした。プロレスは続くんだよ、という、これは馬場さんのメッセージと、お導きだったのかもしれないなぁ~。

ありがとう馬場さん。この子らにたくさんのプロレス、話していきますね。



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