どうも!!流星仮面二世です!!
さて8月16日、G1クライマックス決勝戦、行ってまいりましたよ~!!
今回は序盤から波乱万丈。それはG1決勝戦の1週間前・・・先だっての6月の新日本の茨城大会のとき、いつもお世話になっている先輩にG1のチケットをお願いしておいたので、お金を支払おうと確認したときでした。ハロー、ゴッチさん!で、どんな顔ぶれの大物レスラーをよこしてくれますか?とスーパースター列伝ばりに、チケット、どんな感じですか~?と、一報を入れると・・・
「あれおれ・・・頼まれてたっけかぁ・・・あ~ごめん・・・」
ど、どっひょーん!!
こ、これはぁ・・・そう、ボクなんかは別にテレビで十分なんですが、息子・三世のこのところのプロレスへの熱の入れようと来たらただ事ではないんですよ。G1開幕戦から毎大会をCSで視聴し、いつ、どの会場で誰と誰がやるのかまで把握して、で、毎晩、毎晩ですよ。星取表を見ながらボクと嫁に2時間はG1の状況を語るという始末なんです。こんなちがった意味で極みの夏真っ盛りな息子に、残念ながら決勝戦は観に行かんぞ♪なんて言ったら一体どうなってしまうのか・・・考えただけでも空寒い。
「なんとかする!!」
日本一義理堅く責任感があって心優しい先輩、こうは言ってくれたが・・・しかし今の新日本で、1週間前でG1の決勝戦のチケットが本当に入手できる・・・んだろうか!?
半信半疑だったものの、そこは永田選手と同じ大学で、キャプテン・ニュージャパンの恩師にあたる先輩だけのことはある!!どんな荒技を繰り出したのか、先輩はチケットを手に入れ、ボクの目の前に現れたのだった。お、恐るべし!!とにかく、本当にありがとうございました。
と、こうしていざ両国となったわけなんです。
さて、その両国国技館、ボクは結構来てそうなイメージがありますが意外にも91年12月のUインターの高田延彦vsトレバー・バービック戦以来の来場で・・・なんと24年ぶりの観戦となりました。
来ましたぜ~
いやぁ~両国、電車こそ総武線で秋葉原からあっちか、こっちか、なんですが、通いなれた水道橋とはやっぱりフインキがガラッとちがいますね。周囲にはちゃんこの店が多く見られて、随所に江戸前感が漂います。やはり相撲の街ですねぇ。
それにしてもすごい人です。みんなプロレスを見に来たんだなぁ・・・いつもながら、この光景にはウルっときちゃうんです。やっぱり、うれしいですね。
では、印象に残った試合を・・・
第3試合 30分1本勝負
YOSHI-HASHIvsマイケル・エルガン
かねてからボクらの世代のファンに定評があったエルガン。ボクも見よう見ようと思いながら、なかなか試合が見れなくて、この日ようやくフルに見ることができました。
いやぁこれ、本当に久々!!って感じの外人ですね。まず体型が今の筋肉質なレスラーの体でなく、イワン・コロフ、ニコリ・ボルコフを彷彿させる見た目がいいですね!!加えて見た目通りのこのパワーですね!!コーナーからヨシハシをブレーンバスターで引っこ抜いたシーンがあったのですが、これはすごい力でしたねぇ!!まさに帰ってきたパワーファイターですね!!
このレスラー、フィニッシュがエルガン・ボムという旋回してのパワーボムなんですね。これ、悪くないんですが、欲をいえばこのフィニッシュではもったいないんじゃないかな~と、ちょっと思いましたね。この技も現在のプロレスシーンには欠かせないのかもしれませんのでいいんですが、せっかくこれだけパワーあるんですから、現代流パワー殺法の中にもっと単純なね、手四つでひねり倒すとか、ベアハッグとか・・・オクラホマ・スタンピートとかね、織り交ぜるといいと思いますよ。十分、説得力ありますし伝わりますよ。ファン層も広がりますしね。まあとにかく今後が楽しみですね。
第5試合 30分1本勝負
真壁刀義、内藤哲也、本間朋晃vs後藤洋央紀、柴田勝頼、飯伏幸太
いつだか内藤はヒールがいいと書いたことがあるんですが、いやぁ~いい感じになってましたね。まずはこれでいいと思いますね。で、こういったスタイルに変えて、今、内藤からは女性や子供のファンが若干離れましたよね。そうすると今後、内藤を見るファン層ってのはどのあたりになりますか?
スタイルを確立し、ファンが変わったんですよ。そこまではいいです。今後ですよ。今後、その変わったファン層に何を見せるか?なんですよ。ここで曖昧にしちゃうと、そのファンも離れますよ。ここが正念場ですよ!!もっと憎まれてイヤがられなきゃダメです。で、その中で真を見せて欲しいですね。がんばって欲しいですね。
柴田は、今回はよかったですね!!内藤にキレ気味でした。かつて柴田がボクらくらいの世代のファンに期待されてた理由はなんだったか?ですよ。これじゃないですか?これが見たかった柴田の姿じゃないですか?
柴田が内藤のTシャツ使って場外で首絞めやってたとき、リングサイドで観ていた女性がすごく嫌な顔してましたね。ボクはうれしかったですね。これなんですよね!!正統派のテクニック、空中戦、おおいに結構。しかしケンカ、ラフも必要なんですよ。いろいろできてレスラーで、いろいろあってプロレスなんですよ。だからこういうのもないとダメなんですよ。誰が相手でも、柴田にはできるはずです。プロレスの三要素、テクニック、パワー、ケンカ、できるはずですよ。期待してます。
第7試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
KUSHIDAvsリコシェ
これこの外人、動きがすごかったんですが、技がちょっと危険じゃないかな~・・・という点で印象に残りました。いやぁね、コーナーポストをノータッチで越えてトペコンやるんですよね。これはすごいですよ。すごいんですけどねぇ・・・まあボクが心配したところでどうしようもないんですが、くれぐれもケガには気をつけてやってほしいですね。
第8試合 30分1本勝負
オカダ・カズチカ、マット・ターバン、マイケル・ベネットvsAJスタイルズ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ
これは試合よりもこのマネージャーのマリア・ケネリスですか?人気すごいですね。最初にマット・ターバン、マイケル・ベネットがリングに上がって、そのあとリングに登場したんですが、歓声が一番ありましたね。それはいかがなものなのかと思いますが・・・でもまあ、いいのかな。なはは・・・
試合はオカダがまさかのフォール負けでしたが、オカダ、ジャーマン・スープレックス・ホールドをねぇ・・・あれもったいないですよ。本当にもったいない。フィニッシュにしないテはないと思うんだけどなぁ・・・
第8試合 「G1 CLIMAX 25」優勝決定戦 無制限1本勝負
棚橋弘至vs中邑真輔
これはいろいろ言うつもりはありません。よかったです!!
全体的に振り返ると、まず、コーナーですね。両国は他の大会場のように選手の入場ゲートもなければリングに直通の高くなっている専用の花道もないんですよ。選手が同じ花道から来ないんです。赤コーナーから、青コーナーから、それぞれ入場してくるんです。そこにファンが近づいて行って触るんですよ。これがなんだか懐かしく思えて・・・ボクはすごくいい気分になりましたね。ショーアップなんかされていない、プロレスを観るためのプロレス、そんな感じがしましたね。
あと・・・天龍です。天龍が来ましたね。まさかここで見れるとは思っていませんでした。11月の両国は、行く予定です。男の中の男の最後の戦い、見届けてきますよ!!
会場は本当に超満員でしたね。空きがなかったです。ファン層は、前回の観戦記でも書きましたが、うーん、やっぱり一時期のプ女子とやらはかなりいなくなりましたね。変わりに目立ったのは小さい子を連れた家族連れですね。多かったですよ。あとカップルですね。いい傾向ですね。親から子へプロレスが受け継がれていきます。カップルもやがて結婚して、またお子さんと来てくれることでしょう。
大人はもちろん、小さい子も必死に応援してました。会場はどの試合も、これ以上ないほどの一体感でした。プロレス会場にいて、プロレスを観てるんだなぁと心の底から思いました。やっぱり、プロレスはいいですね・・・
また来よう!!