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Channel: 団塊Jrのプロレスファン列伝
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流星仮面二世のウルトラ作戦 第1号

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どうも流星仮面二世です!!


今日はですね、先月末のお話・・・夏休み期間中に東京の池袋サンシャインシティで行われているウルトラマン・フェスティバルに行ってきたんですよ。


息子と・・・と思われがちですが、ウルトラマンの大ファンは実は娘の方。平成のウルトラマンシリーズが大好きで今年で3回目の参戦になります。


平成のウルトラマン、こう聞くとちびっこファンが多いんだろうと思われがちですが、もちろんお子さん連れた家族の方も非常に多いんですが、大人のファンも大勢いるんですね。年齢層も若い方からボクくらいまでの方が多いですかね。一見、男の子思考と思いきや、女性ファンもかなり多く、会場ではたくさん見かけます。とにかくものすごい熱の入れようなファンがいますねぇ。


本当に楽しそうに過ごされている方が多いのが目につきます。やっぱり趣味があって、熱烈なファンになるとプロレスもウルトラマンも、みんな同じなんですね。心の底から楽しんでいるんですよね。こういうの見ると本当にいい気持ににりますねぇ~。


ということで今回は、思い出のウルトラマン特集。記憶に残ったお話を独断でピックアップしていこうと思います。またまたマニアックですが、お付き合いください。


ではまずウルトラQからいってみましょう!!


ウルトラQは1966年、昭和41年の1月から7月に放送された特撮作品なんですね。ご承知の通りウルトラマンは出てきませんが、後にシリーズに影響を与える描写や怪獣が垣間見れます。内容は子供向けでなく大人向けですねぇ~。今見ると本当に考えさせられる内容のものがあり、この時代からそういう点を見ていたのかぁ・・・と思うと、また興味深く、おもしろく見れます。そんなお話からちょっとご紹介します。



ウルトラQ 第11話 「バルンガ」


まずはこれ、バルンガです。バルンガは怪獣といってもいわゆる手足で街を壊しながら火を噴くようなのとは全く異なる、浮遊する雲のような形をした怪獣、というか生命体なんですね。



東京上空に現れたバルンガ


バルンガは燃料のようなものから台風のようなものまで、あらゆるものを吸収しながら成長し永遠と成長するのが特徴なんですが、これをなぜ今回っ取り上げたかというと・・・まずこれ見てください。




んん・・・?

これは2015年5月、ニュージーランドのクイーンズタウンを飛行する飛行機の機内から撮影された謎の飛行物体として動画サイトでも一躍話題になったものなのですが、どうでしょうか?バルンガに似ていませんか?


これはテレビで放送されたことがあるんです。ボクはたまたまそれを見れたのですが、初めて見たときはこれはまさにウルトラQの!!と感極まりましたねぇ~。こういうのもいるんだと震え上がりましたよ。


しかし後々・・・実はこれ、現在ではCGだったことが明らかになり、残念ながら幻の未確認飛行物体となってしまったんですね。いやぁ~もしやと思ったんだけどなぁ・・・


それにしても制作した人も、いわゆるUFOの形にせず、このような奇怪な姿にしたのはなぜだったのか・・・ちょっと知りたい気がしますね。もしかするとウルトラQのファンだったのかな?



ウルトラQ 第17話 「1/8計画」


これは怪獣が出てくるエピソードではないんですが、逆にそれが興味深いです。そう、話がかなり現在にも精通する内容なんですよ。なので結構、考えさせられるところがあってあげてみました。


これ、早い話が地球の人口が多くなりすぎたので、対策として人間の姿を8分の1サイズに縮小しようという内容なんですね。で、1/8になる希望者を募っていたところに誤って主人公の由利子(ウルトラマンでもフジ隊員やった桜井浩子)が入り込んでしまうというお話なんです。


本編では1/8への希望者は専用の居住地区に入り、衣食住がタダになり、市民番号で管理されるようになるという内容なんですが、実は主人公の由利子の夢落ちという結末で終わります。先にも述べましたが、怪獣、星人が出ない話ですが、とにかく時代を先読みしているなぁ~とボクは興味津々でした。


まず、衣食住ですが、どれも1/8になったらこれはすごい節約ですよね。世界には衣服も寄付で賄わられている国がたくさんあります。特に子供の服、毛布などですね。それと並行しているのが食ですね。これなら世界で食糧危機に瀕している問題も解決に向かうのでは・・・住なら土地も広大になりますよ。もう山を潰して住宅地にしなくて済むし、ジャングル切り開いて農地にする必要もないんですよ。なので自然保護にも効果大ですよ。


環境問題も、温暖化の問題、二酸化炭素の放出量ですね。それに光化学スモックとかPM2.5とかの大気汚染の問題。そして資源ですね。原油などのエネルギー問題ですよ。これどうすか?人間を1/8にしたら、とんでもない削減対策になると思いません?


そしてそして驚きなのはこの市民番号で管理ですね。これマイナンバー制度を予言していると思えませんか?


人間が引き起こした問題に対する解決策、そして未来を先取りした発想・・・これは本当に考えさせられましたね。



ウルトラQ 第19話 「2020年の挑戦」


これはですね、あのケムール人が出てくるお話です。


ボクが小さい頃、ウルトラマンの図鑑、大百科系ですね。何冊か持っていたんですが、そこで見たケムール人がとにかくコワかったですね。本当に夜に走り回ってんじゃないかと・・・


とはいうものの、ウルトラQというのは少なくともボクが小さい頃は再放送されなかったんですよね。なので本で見た容姿、しかも白黒でしか知りません。だから実際はどうやって走っているのか、どんな風に人を消してしまうのか・・・写真だけで、そこから想像するケムール人はタイガー・ジェットシンと並んで、子供時代の恐怖の象徴でしたねぇ~。




やっぱりコワイなぁ・・・


とまあ、昔ならついケムール人に気を取られがちですが大人になって冷静に見ると、実はこれも話の内容は深いんですよ。


ケムール人は西暦かどうかは定かではないんですが、2020年から来た異星人、ということになっています。で、なぜこの時代の地球に来たのかというと・・・彼らの世界ではとにかく医学の進歩、発達が著しく、皮膚や内臓の再生、移植が可能だったというんですね。で、その結果、500歳という年齢まで生きられるようになったのですが、肉体そのものだけはどうしようもなく衰えてしまうという・・・そこで彼らは、再生、移植で補えない部分を若い年齢の地球人に見出し、これを奪おうとやってきたということなんですよ。


で、ここで注目したいのが


「医学の進歩、発達が著しく、皮膚や内臓の再生、移植が可能」


という点なんですよね。


これ、これはiPS細胞のことなんじゃないんですか?


ケムール人、一説には地球人の未来の姿、という話があります。iPS細胞が実用化された未来、病気になった臓器や皮膚を再生し、移植しながら生きていったなら、はたして何歳まで生きられるんでしょうか?そして臓器や皮膚こそ再生できていても、筋肉、骨などの体自体が衰えたとき、欲を出してしまった人間は一体、どんな行動を取るんでしょうか・・・ケムール人、本当に未来の地球人の姿なのかもしれませんよ。

さて、お次はウルトラマンです!!


ウルトラマンはウルトラQが終了した同年の1966年、昭和41年7月から67年、昭和42年の4月まで放送された作品です。変身、光線、そして勝つ!!ヒーローの祖ともいうべきこのウルトラマンに何人の少年達が世代を超えて夢中になったことでしょうか・・・そんなウルトラマンから、印象に残ったものをあげてみます。



ウルトラマン 第7話 「バラージの青い石」


これはですね、アントラーという怪獣が出てくる話なんですが、このアントラー・・・




これ


なんとスペシュウム光線が効かないんですよ!!第7話にして必殺技が効かない相手の出現とは・・・これを衝撃と言わずに何と言えばいいのでしょうか!?


そもそも手ごわい怪獣アントラーはアリジゴクの怪獣なので土の中からの攻撃なんかが得意で、ウルトラマンを翻弄するんですね。しかも、物や相手を引きつけてしまう磁力のようなものを出すので、武器なんかは歯が立たないし、ウルトラマンも動けず引き寄せられてしまうことも。で、土から出たら出たで、接近戦がまた強い。それこそ片方の顎を折られても平気で攻めてきます。ウルトラマンは終始押され気味・・・ここぞとばかりスペシュウム光線を放ちますが、これが効かない・・・バリアーするわけでもないし、ガードするわけでもないんですよ。普通に受けてるんですが、とにかく受けた後も何もなかったように突っ込んでいくんですよ。


格闘技でも、もし何しても効かないやつがノーガードで向かってきたらどうします?って話ですよ。パンチもキック効かない、腕を折っても平気、フィニッシュブローも全く効果がない!!どうします!?ねーどうします!?


結局この話の舞台となる伝説の地バラージのウルトラマンそっくりなノアの神の像に祀られているバラージの青い石をぶつけることによりやっつけられますが・・・この石は5000年前にやってきたウルトラマンの一族により持ち込まれたものようで、なにかアントラーを倒す秘密があったのかもしれません。でも、もしこの石なかったらどうなってたんだと思うと、もしかすると最強の怪獣だったのかもなんて思えてしまいます。



ウルトラマン 第17話 「無限へのパスポート」


バナナと聞けば、みんな頭に連想するのはだいたい同じものになるかと思います。同じように怪獣、と聞けば、だいたい連想する形は一緒かな?と思います。


しかし怪獣という名前がついていて、まったくその形が異なっていたら?四次元怪獣ブルトンは、そんな予想もつかない姿で、ボクらの前に現れた怪獣でした。




なんだこれは・・・?


ちょっと見、深海にいそうな貝みたいですが、これがとんでもない強豪。元々はふたつの隕石で、そのふたつの隕石を融合させると発生する、生物・・・と呼べる?のかどうかはわからないんですが、とにかく攻撃方法がすごかったんですね。


まず科学特捜隊、基地を四次元で覆い、人間が部屋の天井に立つような形になったりと不思議な現象を起こします。ここから脱出すべく出口を探せば、いきなり知らない草原に出てしまったり、永遠に続く階段が出てきたり・・・そう、逃げられない状態にしてしまうんですね。外から痛めつけるのではなく、精神を内側から壊す攻撃なんですね。これは恐怖ですね・・・


地上戦では、攻撃に現れた戦闘機がブルトンによって地を這い、同じく出てきた戦車は空を飛ばされ、やがて爆発してしまいます。攻撃している側からすれば、あれ?あれ?と思っているうちにやられてしまう感じ・・・考えただけでもゾッとしてしまいます。そして極めつけはウルトラマンとの戦い。ここではウルトラマンの攻撃を、なんと時間を止めて空間を捻って防御するんですよ!!これは、これはぁ!!


まるでジョジョの奇妙な冒険のスタンド攻撃!!


しかし、これだけの異質な攻撃を展開したブルトンも、攻撃の糧となっていた触手を破壊され終息・・・結局最後はウルトラマンの手で握り潰されるという最後でした。うーん、この終わり方もジョジョっぽいといえばジョジョっぽい。荒木飛呂彦先生はブルトンのことは知っていたのかなぁ・・・絶対に無関係だと思いますが、すごく興味があったりまします。



ウルトラマン 第30話 「まぼろしの雪山」


ボクが中学3年の冬ですね。いやもう卒業間近でしたから春先なんですかねぇ・・・その頃ですね、ものすごい金縛りにあったんですよ。


仰向けの状態で寝てたら手首と足首を、こうそっと握られたんですよね。それで目が覚めて・・・こうね、骨っぽい感触なんですよ。でも、これでもう動けないんですよ。骨っぽいんですけど、重いというか、強いんですよね。どうがんばっても動けないんですよ。当時100キロあったボクが動こうとしても、手首と足首だけ持たれて動けないんですよ。


で、そのうち顔の前に何かあるのがわかったんですよ。コワイですよ・・・でも、目をうっすら開けてみたんですよ。そしたら、このウーを無理にダイエットさせたみたいな顔のばあさんが笑っていたんですよ!!




うぉぉぉぉー!!


手首と足首を押さえてたのはこいつだったんでしょうねぇ・・・やがて手首、足首からスッと握りが解放されて動けるようになりました。時間にしたら、10分か15分くらいですねぇ・・・この時点で全身汗びっしょりでしたがコワくて布団から出られませんでしたね。朝まで潜ってました。あれは一体、なんだったのかなぁ?とにかくこれまでで5本の指に入る恐怖の霊体験ですねぇ・・・


って、ウルトラマンの話は?



ウルトラマン 第31話 「来たのは誰だ」


この話ではケロニアというのがウルトラマンの相手となるのですが、こいつがちょっと独特で印象深かったですね。


ケロニアは高い知能を利用し地球を支配しようと日本へやってきます。しかし作戦は失敗し、ウルトラマンと合いまみえますが・・・ウルトラマンとの戦いではアントラー同様、スペシュウム光線が効かないという離れ業を披露し、科学特捜隊との戦いではいくら追撃してもきりがないほどの無数の円盤型の攻撃機を操るという、なかなかの実力を見せます。しかし実はこのケロニア、驚くべきことに宇宙人でなく南米産の吸血植物、つまり地球の植物の進化しすぎた姿だったんですね。


このケロニア、初めは人間に化け、特殊な機械を操って何か仕掛けようとするんですよね。で、それをフジ隊員に発見されてからだったかなぁ・・タンスの中から・スーツ着たまま、顔だけケロニアで出てくるシーンがあったんですよ。これがチョーコワかった・・・



これっすよ、これ!!


ボクが小さい頃、寝床に大きなタンスがふたつあったんですが、タンス際では寝れなくなりましたね。だってもし暗闇からこんなの出てきたらどうします?って話ですよ。やっぱり見ると今でもコワイです。


まあ、それはさておき。もし恐竜が絶滅せず、ずっと繁栄を続けていたら頭脳が進化し知的生命となり、形も人間型になったのではないか?そんな説を唱えたカナダの古生物学者、デイル・ラッセル博士の恐竜人間というのがあるんですが・・・もしかしてハエトリグサなんかが人類が絶滅した何億年も先に、ケロニアのように進化して地球を支配しているかもなんて考えると、ちょっとおもしろいですね。でもタンスからは出てほしくないです。



ウルトラマン 第33話 「禁じられた言葉」


やっときました。そう、ウルトラマンで何が一番好きかって、このメフィラス星人なんですよ。




いいねぇ~


子供の頃は、ウルトラマンとの戦いでウルトラマンが倒せなかったことと、また来るといってテレポテーションして去って行ったのがとにかくかっこよくて印象的で好きでした。しかし、大人になってから見ると、また一味ちがって、さらに好きなんですよ~。


メフィラス星人はウルトラマンと互角かそれ以上の能力があったんですね。つまり本気出せば地球の侵略、征服なんてできちゃったはずなのに、地球に侵略してくる他の星人とちがい攻撃による制圧、いわゆる力技を出さず、あえて地球人の心理、そう外からの攻撃による侵略でなく内側から挑んだんですね。条件を出して、地球人の口から


「地球をあげます」


と言わせるのが、彼の地球侵略のプロローグだったんです。


メフィラスは1人の少年を選び、宇宙や星を見せて、地球のような美しく平和な星は他にもあるんだからいいじゃないかと、私の星に来れば、永遠の命もやるぞと・・・話をするんですね。ここで少年が、あげますと言えば、それを合図に地球を征服し始めたんでしょうね。しかし少年はあげますとは言いませんでした。


最後にウルトラマンに、私が欲しいのは地球人の心だった。だが私は負けた。こう言って去っていくんですよ。


エピソードでは支配下と称したケムール人、バルタン星人、ザラブ星人を同時に出現させ恐怖を煽り、また科学特捜隊のフジ隊員を巨大化させ街を破壊させるなど脅威的な面でも地球人への心を攻撃します。強くてワルくてかっこいい・・・大好きですねぇ。


それにしても・・・余談ですがフジ隊員の桜井浩子、ウルトラQでは1/8になり、ウルトラマンでは怪獣サイズになりと、まさにウルトラマンなみのムーブを見せます。ウルトラセブンの幻の12話では偶然にもゲスト出演していたりしますし、本当に重要なポジションですね。ウルトラマンに選ばれし人、ですねぇ。



ウルトラマン 第39話 「さらばウルトラマン」


ボクらの世代、プロレスはアントニオ猪木ですよね。相撲は千代の富士ですよ。柔道は山下。ボクシングはマイク・タイソンかな~。アイドルなら聖子ちゃん、明菜ちゃん。まあ、これらはその年代によっていろいろ別れると思いますが、でも怪獣といえば、やっぱり世代に関係なくゼットン、ではないでしょうかね。



ゼットンだなぁ・・・


これを初めてテレビで見たのはいつだったか・・・かなり小さい頃だったと思います。しかし衝撃の度合いがあまりにも強かったので忘れられません。


ウルトラマンて、強くてかっこよかったですよね。相手が強くて劣勢になっても、最後には必ず勝つ!!そんな絶対ヒーローでした。それが・・・青いバルーンが割れて出てきたゼットン。プルルルルル、プルルルルル、という独特の音を発し、ウルトラマンのリングを破りテレポテーションをし・・・ウルトラマンは八つ裂き光輪もスペシュウム光線も歯が立たず、パンチやキックすら一発も入れられず、ほとんど何もできないまま戦いだしてわずか数分で、ゼットンからの光線を受け倒れて眼の光も消え、カラータイマーも消えてしまうんですよ・・・


「ウルトラマンがやられた」


それはあまりにも圧倒的でした。放心状態になった子供のボクには何が起きているのか、理解できませんでしたねぇ・・・ただ、ウルトラマンがやられたという事実だけが、激しく押し寄せてきました。


しかしそのゼットンが試作品である無重力弾っていうのをアラシ隊員から、つまり人類から撃ち込まれます。その一発でゼットンはわずか一発で、あっけなく・・・宙に浮いて爆発してしまいます。


ゼットンは倒された。でもウルトラマンはもういない。この気持ち・・・ねぇ~・・・・


結局は人類に倒されてしまったゼットンですが、やはり数あるウルトラマンシリーズの中でも強さの象徴としてはいまだに不動、特別な存在ですね。今はウルトラマンのショーとか、あと平成のウルトラマンシリーズにもときおり登場するようですが、ゼットンは安売りしてほしくないです。いつ、どの場面に出てきてもゼットンは強い怪獣として扱って欲しいですね。


っと、思いもよらず長編になってしまったので分けました。


後編に行きます。よろしく!!



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